暴風雨の中ではクルーズコントロールを切った方が無難
クルーズコントロールは、特に長距離運転するときはすばらしい機能です。ただ、濡れた路面や雨には常に目を光らせておくことが肝心。濡れた路面は雨水によって道路上の油や汚れが水面まで上昇していて危険です。道路が氷のように滑りやすくなっており、タイヤが水面を早く駆け抜けられない場合は最悪です。この現象は「ハイドロプレーニング現象」と呼ばれ、時速60km程度でも発生することがあります。
クルーズコントロールは車の速度を一定に維持しようとするため、ハイドロプレーニング現象がいっそうひどくなります。ブレーキを踏むとクルーズコントロールが切れますが、アンチロックブレーキでない場合は、ハイドロプレーニング現象が起きている最中にブレーキを踏むことで、横滑りがいっそうひどくなります。
濡れた路面を走る場合は、クルーズコントロールを切って速度を下げてください。横滑りやハイドロプレーニングが起きそうになったら、アクセルから足を離し、両手でハンドルをしっかり握って、横滑りの方向に走ります。コントロールを取り戻したら、軌道を修正すれば車線中央に戻ることができます。
一部の古い車は搭載していませんが、 道路が濡れているとき、このような問題が起きないようにするために、最近の車はトラクションコントロールシステムを搭載しています。また、クルーズコントロールシステムは車種ごとに違いますが、危険なのは走っている速度、そして特にアンチロックブレーキシステムのない車において、コントロールを失ったときに、つい「ブレーキを踏んでしまう」反応です。
いずれにしろ、雨天時や濡れた路面を走行する場合は、 クルーズコントロールを切って速度を下げる方が無難です。
Hazards of Driving in the Rain with Cruise Control | The National Safety Commission
Patrick Allan(原文/訳:Conyac)
Photo by Jennifer Morton.
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