地下に原発を建設する「地下原発」の在り方を考える地下式原子力発電所政策推進議員連盟(地下原発議連)は13日、地下原発の可能性やメリットを探る勉強会を衆院議員会館で開いた。
地下原発の研究に関しては、約20年前に自民党内に「地下原子力発電所研究議員懇談会」があり、平沼赳夫元経産相が会長、福井県の山本拓衆院議員が事務局長に就いていた。東京電力福島第1原発の事故を受け2011年5月、超党派の議員連盟として活動を再開、定期的に勉強会を開いてきた。
議連には自民、民主、日本維新の会などの衆参国会議員50人が名を連ねている。この日の勉強会では政府の汚染水処理対策委員長を務める大西有三京都大名誉教授、伊藤洋・電力中央研究所名誉研究アドバイザーを講師に招き、地下原発の概要について説明を受けた。山本氏は「地下原発は事故時にも放射性物質が地上に拡散しないなどのメリットがある。今後はプラントメーカーを招き、さらに研究を重ねたい」と話している。