カエルD:まさに「やられた!」って感じですよ。開発自体はほぼ同時期だったんでしょうけど、やっぱり先に出したかったですね。
新野氏: ユーザー的には「モンスト」の後追いのように見えた面があったかもしれませんが、モンストのリリースに触発されて開発を開始しても、そんなにすぐに出せませんね(笑)。
――ちなみに、原作者の荒木飛呂彦先生は、ゲームのことをご存知なのでしょうか。
新野氏:もちろん、集英社を通じて荒木先生にもご監修いただき、許諾いただいた上で提供しています。特に絵柄について、先生は非常にこだわりを持たれていますので、色の塗り方などに関するオーダーはたくさんいただきましたね。
――ジョジョとして初のスマートフォンゲームでしたが、蓋を開けてみれば300万ダウンロードを超えるヒットタイトルとなりました。
新野氏:正直、ここまでとは思っていませんでした。ジョジョという最高の題材を使わせていただいているので、結果を出さないといけないという思いはありましたが、スマートフォンで遊べる“手軽さ”とゲームとしての“リッチ感”のバランスが非常に難しかったので、ファンの方々から受け入れられるか不安だったのですが、想定以上にご評価いただけたことは、我々の自信になったと思います。
――そうすると気になるのは、ジョジョSSの今後の展開です。
カエルD:まずは、このゲームをきっかけに、多くの方にジョジョという作品のファンになっていただきたいですね。あくまでも予定ですが、今後はもう少し皆で楽しめる仕組みなども検討したいと思っています。
新野氏:第3部のアニメ放送が始まって、これからジョジョという作品が若い世代も含めてどんどん盛り上がっていくので、それにあわせてジョジョSSもさらに面白いゲームにしていきたいと思っています。TVアニメのストーリーを追体験できるジョジョクロニクルのコーナーで、当初は第1~2部のストーリーを中心に楽しむことができましたが、アニメの放送にあわせて第3部のストーリーを少しずつ配信しています。関東地域で最初に放送されてから1週間後の金曜日に前週のエピソードが楽しめるようになっています。なので、アニメを視聴した後は、アプリを起動してストーリーを楽しんでいただくことを、習慣にしていただければと思います。
――ファンとしては、第4部以降のキャラの登場も期待したいところです。
新野氏:アニメをどんどん応援していただいて、その結果、第4部がアニメ化されることになれば、スターダストシューターズに第4部のキャラが登場するなんてこともあるかもしれませんね(笑)。