ログ・ホライズン 第14話 「ワールド・フラクション」の感想です。

ワールド・フラクション〈森羅変転〉でつながる二つの世界。
この世界と元の世界のリンクする歴史が楽しい。
一方の〈魂魄理論〉(こんぱくりろん)は死に対するリスク。
死んだら記憶を失うリスクって気持ちが悪いです。
「ログ・ホライズン」(LOG HORIZON) (全25話予定)
原作:橙乃ままれ
監督:石平信司
シリーズ構成:根元歳三
ストーリー監修:桝田省治
キャラクター原案:ハラカズヒロ
制作:サテライト
シロエ:寺島拓篤
アカツキ:加藤英美里
トウヤ:山下大輔
ミノリ:田村奈央
五十鈴(いすず):松井恵理子
ルンデルハウス:柿原徹也
セララ:久野美咲
リ=ガン:藤原啓治
OP 「database feat. TAKUMA(10-FEET) / MAN WITH A MISSION」
ED 「Your song* / Yun*chi」
※原作既読です。
コミックスを読んでみました。
ハラカズヒロさんによる「ログ・ホライズン」
「西風の旅団(1~2)」
「にゃん太班長・幸せのレシピ(1)」
私は特に幸せのレシピが面白かったです。タイトル通り「幸せ」な気持ちになりました。
「お勧め」とコメントをくれたMrttさんのおっしゃる通りで。情報ありがとうございます。
ただ,人間関係はアニメより先行していますので,これから読まれる方はその辺を頭に入れといてもらえれば。
ちょっと先に話の絡みになっちゃうので恐縮なんですが,OP映像の出だしに「髪の毛」が画面右から中央上方に向かって流れたいたんですね。全然気が付きませんでした。芸が細かいっ! アニメ制作陣の作品に対する思い入れを感じました。コメントで教えてくれた方(桐井さん)もよく見てますね♪
アニメ「ログ・ホライズン」の第14話は,小説版でいうと第3巻のCHAPTER4~5序盤にかけてのあたり。
原作ではリ=ガンとの会談と,海にいる合宿組の話とがある程度並行して進められるのですが,アニメの方はハッキリ分けたようですね。うん,その方がわかりやすくていいかも。
次回の15話で原作3巻まで消化することになりそうです。
■ 魔法の分類とワールド・フラクション - 今の世界と元の世界のリンクが楽しいアバンはシロエの鞄〈ダザネッグのマジック・バッグ〉の作り方について語るリ=ガン。
彼はとても物知りだけど片付けはヘタのようで。
Aパートはおもに魔法の分類や
ワールド・フラクション〈森羅変転〉についての話でした。
「魔法の規模による分類」については,「大災害 = 世界級魔法」とだけ頭に入ればいいような。
そのあとリ=ガンの語った内容ですが,要はこの世界〈セルデシア〉の歴史ってことでしょうかね。
アニメを見てたらなんだか年表で見たくなってきました。てことで
「loghorizon @ ウィキ」http://www26.atwiki.jp/loghorizon/pages/201.htmlを参照。重要そうなものをピックアップしてみました。
年代の表記は「ゲーム内の時期(現実世界の時期)」
「ゲーム世界の一日=現実世界の二時間」として換算。
遥か昔〈神代〉と呼ばれた時代。
約350年前(約29年前)〈人間〉、〈アルヴ〉、〈エルフ〉、〈ドワーフ〉の4種族が暮らす。
アルヴ族の絶滅。
約300年前(約25年前)アルヴ族の〈六傾姫〉(ルークインジェ)による反撃と
〈第一の森羅変転〉(ワールド・フラクション) 〈緑小鬼〉(ゴブリン)など、亜人間の発生。
〈猫人族〉(ねこびとぞく)、〈狼牙族〉(ろうがぞく)、〈狐尾族〉(きつねおぞく)、〈法儀族〉(ほうぎぞく)の誕生。
〈古来種〉の誕生。
約240年前(約20年前)〈第二の森羅変転〉〈冒険者〉の出現。
〈エルダー・テイル〉発売、〈冒険者〉のレベル上限は50。オープンβ開始。
約204年前(約17年前)日本語版サービス開始、アキバ追加。
98年前(8年2ヶ月前)シロエが歴史にはじめて現れる。
シロエ、〈エルダー・テイル〉を始める。
約48年前(約4年前)シロエ、〈放蕩者の茶会〉(デボーチェリ・ティーパーティー)のメンバーとして活動。
約36年前(約3年前)10番目の拡張パック〈夢幻の心臓〉発売。上限レベル90へ。
約24年前(約2年前)〈放蕩者の茶会〉活動無期限休止。
今年5月、12番目の拡張パック〈ノウアスフィアの開墾〉導入。
〈第三の森羅変転〉(大災害)〈大地人〉10倍に増加。
8月
・マリエールを責任者とする夏季合宿。
・シロエたちは自由都市同盟イースタルとの会合へ。
〈狐尾族〉って(きつねおぞく)って読むのか。(こびぞく)かと (・⊝・;)
しっぽが可愛いんですよね~ ナデナデしたい。


エルダー・テイルの発売が240年前(約20年前) で,この世界でその時は〈第二のワールド・フラクション〉による冒険者の登場するときだった…
不思議な感覚に襲われてきます。
例えば小さな人形を自作していつも持ち歩いていたら,今度はその人形が自分との思い出を別視点で語り出した,みたいな? ゲーム世界の住人になり切ってみればそんなふうにとらえるのかな。
今いる世界と元いた世界。
二つの世界のリンクする歴史が楽しいです。
また〈第二のワールド・フラクション〉=ゲームの発売ってことは,
〈第一のワールド・フラクション〉 = 「ゲーム開発開始」の時期
って事かな? いきなりゲームが発売出来る訳じゃないですもんね。
約350年前や300年前の出来事は,ゲーム開発途中における設定を作っている段階かな,と思いました。
会談の相手にシロエを選んだ理由を語るリ=ガン。
アカツキの見せる反応がいちいち可笑しくて可愛い。
「シロエ様は大魔術師」
そうだったのか主君! (きらきら☆)
「シロエ様が歴史に初めて現れるのは98年前」
そんなお年だったのか主君… (どよ~ん)
アカツキさん,私の心理を代弁してくれてサンクス。
でも考えてみたら,アカツキだって結構な年数エルダー・テイルをプレイしているハズ…
そんなお年だったのかアカツキ! いや…この世界でアカツキがいくつか知りませんが。
スゴいぞ主君。でもJJIだったのか…■〈魂魄理論〉(こんぱくりろん)- 死んだら記憶を失うって気持ちが悪いBパートはおもに
〈魂魄理論〉(スピリットセオリー)の話でした。

自分なりに概要を書いてみます。あくまでも魂魄理論はリ=ガンとその師匠の仮説のようですが。
人間は魂(こん)+魄(はく)からなる存在。
魂=精神エネルギー=MP
魄=肉体エネルギー=HP
人が戦闘不能(HP=0)になっても精神は健在だが,精神と肉体は分離され,精神(魂)は暗闇にとらわれる。
そして体(魄)は拡散が始まる。この過程を「落魄(らくはく)」と呼び,高レベルな者ほど落魄の時間が長い。
「蘇生魔術」とは周辺に拡散した魄(はく)を集めて再構築するもの。
魄(はく)が完全に拡散すると死に至る。その前であれば〈大地人〉でも蘇生が可能。
一方,〈冒険者〉の場合は大神殿にて復活。
ただし情報劣化(ゲームでいう経験値ロスト)により,記憶の一部は欠損,劣化すると想定される。
また,〈亜人間〉の場合,死を迎えると別の個体として生を受ける。
自分もよく分かってないところが多いのですが,ポイントを上げるなら2つでしょうか。
1.死んだら記憶を失う
2.亜人間は減らない。
1.の「死んだら記憶を失う」
これまでの蘇生者が騒がない事から,記憶の欠損はたいしたことないのでしょう。でも,
- 気持ちが悪い -
最初に知った時,そう強く思いました。この世界の死はノーリスクなんかじゃなかったのか…。
死んだら一部記憶を失うって気持ちが悪い話ですね。例えごく一部だとしても。
シロエはアカツキに緘口令(かんこうれい)。いずれ発表はするんでしょうけどね。
とりあえず今は主君と忍びの秘密。「2人だけの秘密」が出来ちゃいました♡

2.の亜人間は減らない
復帰する(成長する)には数年以上かかるが,亜人間の総数は減らない。キリが無いって事か…
シロエはそれを「リスポーン」と理解していました。
ちなみに
「リスポーン」とは(「ネット王子」より)
http://netyougo.com/on/1572.htmlリスポーンとは,
オンラインゲームにおいて一度戦闘不能となったキャラクターや敵モンスターが再度復活する行為、状態のことを指す言葉である。一定時間内に何体倒せるかというようなゲームの場合、一度戦闘不能となったキャラクターは倒れた場所から消え、新たな場所にて復活する。この様子が魚が卵を産む行為を意味するスポーン(Spawn)と似ていることからこの名が付いたとされている。
似た存在ですね,冒険者と亜人間って。
殺しても殺しても…という意味で似ている感じがします。
また亜人間の元はこの世界の人間。度重なる戦争で半減した人間の魂が亜人間の材料として使われたとのこと。
まああくまでゲーム上の世界観設定の部分かもしれませんが。
エルダーテイルの制作会社は何をしたのだろう…
魂(こん)をデジタル化してゲーム内に飛ばす実験でもしてたのか? いや,ゲーム会社がキッカケかどうか分からないですが。逆にエルダーテイルの世界がワールド・フラクションを起こしてプレイヤーを吸い込んだのかもしれないし…。よくわかりません。
このへんを考えすぎるとこんどはこちらの頭が魂(こん)がらがってきます。
◇ 森の合宿組 - ついにミノリの動く時が「ミス五十鈴。ルディで構わない」
終盤は新人プレイヤーたちの話へ。
1人隠れて特訓するルンデルハウスを,水浴びに向かう五十鈴が誘いました。
「淑女に,森のひとり歩きをさせてはマズいんじゃないですかあ」
五十鈴は
「淑女(しゅくじょ)」って強調して言ってるし。
汗だくでも王子様スマイル欠かさぬルディ「あのさあ…」
「ごめんなさいっ! スープのおかわりはもうないんですぅ
わたしが,わたしが…」
わたしが残り全部食べちゃったのセララ !? いくらにゃん太さん特性スープだからって。
セララさん。あまり食べすぎるとさらにポチャりますにゃ
ってにゃん太さん さらになんてひどいですぅ
セララ1人アナザーワールド…ミノリは頬をぱちぃっ!と。
「おびえて立ち止まっていたら前と変わらない。私が言わなくちゃ!」

ついにミノリの動く時がきたか…
直継はミノリたちにダンジョンは「1日1回」と厳命していました。
ダンジョンに長時間とどまれないということは,それだけ空き時間が増えるということ。その空いた時間を使って,なぜ長時間とどまれないか,その原因をみんなで考えろってことでしょうね。レベル上位プレイヤーから教えてもらうだけでなく,自分たちで気づいて何かを「つかみ取る」ことも大事なのでしょう。そういう意味で「1日1回」ってのはよく考えられた決まり事だなと感じました。
■ 最後に食事中「ルディ…」(って誰?)とミノリはルンデルハウスの名前を確認。
このあたり描写が細かくて驚きました。あまり具体的には書けませんが。
リ=ガンの話を聞き終えたアカツキは今度は紫色に変色。
「主君! むぅぅ…」(紫)
「やはり…サッパリわからない」
アカツキさんすねてるのかと……。
私も原作で読んだときは紫色でした。なんせ
「魂」と
「魄」の字がゴッチャに(汗)
頭が混線混乱混同しました。
こういうときアニメはいいですね。音声の「こん」と「はく」なので区別しやすかったです。
それと文字がタン「森」タン「羅」タン「変」タン「転」
なるべくわかりやすく視聴者に伝えようという制作側の工夫を感じた回でした。
↓ 三佐さんがひたすら砂糖を入れる動画
たしか5杯は入れてたと
。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,
ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
それではまたお会いしましょう。
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自分、この話を読んだときに気になったのは現状「魂の総量」は増減するものなのか?という事ですね。
いくら殺されても減らない亜人間ですが、もし新種のモンスターが登場した際には、
モンスター全体の数は増減するのか? 大地人の増減は影響するのか? といった部分です。
魂魄理論はあくまで仮説ですから、補足はこれから本編でされていくとは思いますが。
また、ままれさん曰く「冒険者同士、もしくは大地人と冒険者の間でも子供は産まれる」そうですね。
この辺りも今後かかわってきそう。
>六傾姫
円卓会議にある石像は六傾姫がモデルだそうで。
幸せのレシピ面白いですよね。にゃんたさんは現実でも料理人だったんだろうなあw