ジェスカズガン近郊〈カザフスタン〉=北林晃治
2014年5月14日12時08分
日本人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)の船長となった若田光一さん(50)らを乗せた宇宙船ソユーズが14日午前10時58分ごろ、中央アジア・カザフスタンの草原地帯に無事帰還した。宇宙での滞在は188日となり、一度の飛行では日本人で最長を記録した。ソユーズから出て椅子にすわった若田さんは、笑顔で手を振り、迎えた救援部隊に「ありがとう」と話した。
若田さんと米ロの飛行士3人は、帰還に先立ちISSに残る同僚飛行士らと別れのあいさつを交わし、日本時間の同日午前4時25分ごろ、ISSに設置されたカメラに手を振りながらソユーズに乗り込んだ。
ソユーズは、同7時36分ごろ、ISSから分離。エンジンを逆噴射して地球を回る軌道から離れ、午前10時35分ごろ、3人を乗せた帰還用カプセルが大気圏に再突入。着陸15分前にカプセルのパラシュートが開き、午前10時58分、カザフスタンの草原地帯に着陸した。
着陸後、2番目に船外に運び出された若田さんは、座って健康状態のチェックを受けた。
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