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初めまして!クロスフィニティでアプリのプロモーションを担当している川久保です。
今回は、スマートフォンユーザーのアプリの認知経路についてお話させて頂きます。アプリユーザーの認知経路に合わせたプロモーションについてや、昨年弊社が調査した結果に、私が実際に感じたアプリ周りの情報も含めてご紹介させて頂ければと思います。
【全国のスマホユーザーのアプリ認知経路調査(2013年7月調べ)】
今回のテーマであるスマートフォンユーザーのアプリへの認知経路についてですが、皆さんはいつもどうやってアプリを見つけ、ダウンロードをしてますか?
皆さんも気になる実際のユーザーの動向を調べるべく、弊社では昨年の7月に全国の18~60才のスマホユーザーにアンケートを実施してみました。結果は以下のとおりです。
1位「カテゴリランキングで見つけた」 21.2%
2位「総合ランキングで見つけた」 20.2%
3位「ストア内キーワード検索で見つけた」 17.8%
4位「レビューサイトで紹介されていた」 16.7%
5位「友人・知人からの口コミ」 15.8%
6位「ポイント媒体で見つけた」 7.6%
7位「その他」 0.7%
上記のアンケート結果からわかることは、アプリを認知する方法としてユーザーの半分以上(約40%以上)がランキングからと答えていることです。ですので、DLのモチベーションの高いユーザーの集まる場所として、ストア内の対策をしていくべきだということがわかります。
また、上位にあがるアプリを見つける人達の認知経路は、大きく2パターンに分けることがでます。それは、【ランキング】からの認知か、【ストア内の検索機能】を使うかのどちらかです。
【アプリをランキングから見つける人と、ストア内の検索機能を使って見つけるユーザーの傾向】
この2パターンの結果が出た時、私は「ユーザーの目的にもそれぞれ違いがあるのでは?」と疑問を持ったので、周囲の友人や会社の人約20人程度ですが聞いてみました。
まず、ランキングからアプリを見つける人は、まだ持っていない新しいカテゴリのアプリを探しているという傾向がありました。まだ持っていないカテゴリのアプリは、とりあえず人気なモノをダウンロードすれば間違いないという安心感から、このような傾向がありそうです。次に、ストア内の検索機能を使う人は、既に持っているカテゴリのアプリから自分にあったアプリを新たに探すいう傾向が強く見られました。
では、各傾向のユーザーを獲得するにはどういった方法で対策をしていくのが良いのかをご紹介させて頂ければと思います!
【ユーザーの動向に合わせた対策方法とは?】
先ほどのアンケートを更に分析して、それぞれの認知経路を追った対策を考えてみました。その中でも1.2位の【ランキング】からのもの、3位の【検索機能】を使ったもの、4位の【レビューサイト】からの認知経路に着目して対策をご紹介していきます。
■1,2位の【ランキング】対策には・・・リワード広告
・コスト・・・高い 平均300万円以上
・獲得件数・・・35.000以上
・メリット・・・短時間でDL数が獲得できて、ランキング施策に効果的
・デメリット・・・リワード施策後の自然流入においては保証できない
アクティブ率の高いユーザーの獲得は期待できない場合もあるので、ある意味ヒットしなかった場合や、その後のDAUにつながらない場合にはリスクは非常に高くなってきます。
■3位の【検索機能】対策には・・・ASO対策
・コスト・・・低い 10万円~
・獲得件数・・・時間はかかりますがヒットすればDL数の向上が期待できる
・メリット・・・モチベーションの高いユーザーへリーチできる
・デメリット・・・ストアのロジックがブラックボックスの為、PDCAを繰り返すことが難しい。
下のグラフは、ユーザの検索方法をアンケートした結果です。
上記のグラフのように、検索機能を使う人は、フリーワードで検索する人が大半なので、ASO対策をすることでアプリを積極的に探すユーザーへリーチすることができます。
■4位の【レビューサイト】対策については・・・ノンインセンティブ広告出稿
・コスト・・・低い(リスクが少い) 平均20~100万円
・獲得件数・・・500~2,000件/月
・メリット・・・アクティブ率の高いユーザー獲得だけではなく、認知の効果も見込める
・デメリット・・・アプリのポテンシャルによっては獲得ボリュームが少い
他の商材に比べて、低単価で複数の媒体に出稿できるのでDLを促進できます。今注目されているプロモーションです。
以上3つのプロモーションをご紹介させて頂きましたが、アプリのポテンシャルや予算に合わせて最適な施策をご提案し、ユーザーの獲得を増やしていくことを目指して頂けたらと思います!
【今後のアプリプロモーションの動向】
今回はアプリユーザーの認知経路においてストア内からの流入に着目して、対策を紹介させて頂きましたが、今もストア内のランキングロジックは日々変わりつつあります。今後もユーザーの動向や、ストアの変化に対応して最善の方法をご紹介させて頂けたらと思っています!