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小保方氏だけじゃない!池井戸氏も怒らせていたフジテレビ

東スポWeb 5月13日(火)11時15分配信

 3日放送分のフジテレビ系バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」が、理化学研究所・小保方晴子研究ユニットリーダー(30)を小バカにしたコントを急きょカットした問題が、まだ終わらない。9日に小保方氏側が、再び苦言を呈したのだ。“時の人”を完全に敵に回したフジ。ただ、他にも“時の人”を怒らせていたことが浮上。その人物は、昨年を代表するメガヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)の原作者・池井戸潤氏(50)だというから致命的だ。


「めちゃイケ」では3日の放送前から公式サイトで、意味深な予告映像を流していた。重盛さと美(25)が小保方氏をパロディーにしたと思われる「阿呆方さん」に扮し、スリッパのようなもので頭を叩かれるという内容。一般人を小バカにしたと受け取られ、ネット上で賛否両論を巻き起こしたのは周知の通りだ。

 看過できなかった小保方氏側の三木秀夫弁護士は2日、同局へファクスで「フジテレビ社長宛」の抗議文を送付。同局もさすがに尻込みし、3日の放送では小保方氏のパロディーコントをカットした。

 この騒動を受け、「ナインティナイン」岡村隆史(43)は、8日深夜のラジオ番組で「小バカにするネタでは全くなかった」などと釈明。それでも三木弁護士は9日になって、一定の理解を示しながら「『阿呆方』という言葉がネット上に残っている」とクギを刺した。

「実は、フジは昨年も同じ失態をしでかしていたんですよ。『半ケツの尻拭い』とやゆされていますけどね…」と苦笑するのはテレビ関係者。

 フジはバラエティー番組「ピカルの定理」で昨年8月、TBS系の人気ドラマ「半沢直樹」をパロディー化したコントを放送した。しかも、これがあまりにお下劣だった。

「平成ノブシコブシ」吉村崇(33)がスーツを着て半沢を熱演したのだが、スーツのお尻部分が丸く破れたようになっており、半ケツが丸見え。同作の名シーンの一つである土下座では、浅野匡支店長役の「モンスターエンジン」大林健二(31)の顔に吉村が半ケツを押し付けた。

「池井戸氏は自身の原作がドラマ化される時は、制作スタッフを信じて一切口出ししないほど寛容だと言われる。それでも『半ケツ直樹』にはさすがに『もうフジとは仕事をしない!』と激怒したというんです。作家にとって作品は自分の子供のようなもの。ブチ切れるのも無理はない。フジ以外のテレビ局では『半沢直樹のパロディーはNG』と改めて確認されました。『ピカル――』の制作サイドも池井戸氏側に謝罪。ドラマの映像化権の承諾を得ようと、フジのドラマ班は今でも必死だそうです」(前出関係者)

 フジは2000年に池井戸作品をドラマ化したことがある。ところが、以降はなし。一方、他局では今春クールで、池井戸氏が原作を手がけた作品が2本同時にドラマ化され、視聴率で首位を争っている。日本テレビ系「花咲舞が黙ってない」(主演・杏=28)とTBS系「ルーズヴェルト・ゲーム」(主演・唐沢寿明=50)がそれで、フジが池井戸氏への食い込みに後れを取っているのは明らかだ。

「今なお、局内ではドラマ班がバラエティー班に『半ケツの尻拭いをしろ!』『倍返しで責任を取れ!』と非難ごうごうで、紛糾しています」と制作会社スタッフは首をすくめる。

 フジといえば、03年に放送されたバラエティー番組「ワンナイR&R」で、当時プロ野球・ダイエー(現ソフトバンク)の監督だった王貞治氏(73)の顔をトイレのウォシュレットに見立てる侮辱的なコントを放送。大バッシングを浴びたことを覚えている読者も多いだろう。

 ここ数年、踏んだり蹴ったりが続くため、先月から「ヘンシン!新型フジテレビ」なるキャッチコピーのもと、生まれ変わろうとしているが…。相変わらず、有名人を小バカにして笑いを取ろうという体質が改善されていないようでは、とても“ヘンシン”したとは言えない。

最終更新:5月13日(火)11時28分

東スポWeb

 

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