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「あなたの前世はエジプトでミイラを作る職人だった。」、かつて占い師にそう告げられ、はっ!とした(なんで?)パルモであったが、占いではなく、実際に1000年前の自分の先祖の出身地を割り出すことができるアルゴリズムが開発されたようだ。
このアルゴリズムを使えば、その人がどこからやってきたのかというDNAの地理的な起源を、1000年前までさかのぼってピンポイントでつきとめることができるという。1000年前と言えば日本じゃ平安時代だ。自分の先祖が平安時代にどこで何をしていたのか、超気になる。
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イギリス、シェフィールド大のドクター・エラン・エルハイクと、アメリカ、南カリフォルニア大のタチアナ・タラリノヴァ率いる研究チームは、遺伝情報と地理情報から、地理的人口構造(GPS)のアルゴリズムを開発した。これにより、自分の先祖の出身地がどこであるか正確に特定することができ、その個人に特化した病気の治療などができることになる。
これまでの方法では、人のDNAの追跡は700キロ範囲までしかできなかったが、新しい方法では、全世界の島や村まで狭めていくことができ、その成功率は98%だという。
ある地域の別々の集団が交配していき、新しい遺伝子の集団をつくっていくのは、歴史の中で共通に起こることだ。地理的に同じような地域に住んでいる人は、だいたいに似たようなDNAを持つ傾向がある。遠くの地域で、似ているDNAが見つかった場合、そのDNAの特性の地理的起源は、見つかった場所に近いことが多い。
調査研究では、サルディニアの10の村の住民の25%が、居住しているその村の発祥で、残りは50キロ以内のところ出身であることがわかった。また、オセアニアの20の島の住人は、90%が先祖もその島の出身だったことが判明した。
医師にとって、正確に患者の先祖が判明することにより、遺伝的な病気のかかりやすさを特定でき、その人に合った治療法や診断ができる。
この新たな方法によって、例えばジプシーのロマ族やヨーロッパのユダヤ人などの特定の集団の、地理的起源の研究も進めることができる。民族に対するわたしたちの認識を、決定的に変えてしまうかもしれないという。
via:gizmag・原文翻訳:konohazuku
確かにこのアルゴリズムが全世界に渡って追跡可能ならば、様々な地域に住む人々の起源が明らかになる日も近いということだ。占い師の言うように、私の先祖がエジプトでミイラづくりをしていたのかどうか?検証できる日も近いってことか?これは胸熱だぞ。
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