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主将は山村! 新生全日本男子“龍神NIPPON”が記者会見
2013/05/21

21日、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターにて「全日本男子バレーボールチーム記者会見」が行われ、全日本男子のゲーリー・サトウ新監督、チームスタッフと18選手が姿を見せ、新たな“龍神NIPPON”の船出に向けて決意を語った。
この日の会見には、全日本男子初の外国人監督として指揮を執るサトウ監督をはじめ、富松崇彰(東レ)、手塚大(FC東京)、出耒田敬、前田一誠(ともに筑波大)を除くワールドリーグエントリーメンバーの18選手が出席。
前日から第1回国内合宿を開始した選手たちについてサトウ監督は、「(チームが集合して)2日しかたっていないが、選手からは頑張ろうという意識が伝わっている。選手は成長し、新しい試みも試していて楽しみだ」と、早くも手ごたえを感じている様子。今季の目標についても、「基礎的なところが高いチームだが、私の仕事は次のレベルへ押し上げることだ。今年の目標は、まず来年の世界選手権予選を突破し、出場資格を取ること。そして(11月の)ワールドグランドチャンピオンズカップでメダルを獲ることだ。だが、まずはワールドリーグで頑張りたい。日本のホームで皆さんとお会いできることを楽しみにし、エキサイトしている」と、各大会での奮闘を誓った。
また、注目されたコーチ人事は大竹秀之氏とデービッド・ハント氏が就任。キャプテンには山村宏太(サントリー)を指名した。その理由についてサトウ監督は「(ハントコーチは)ペパーダイン大(米国)から来た。米国のジュニア代表監督も務めた経験がある。若いが、いろんな知識や能力を持っていて、私のアシスタントをしてくれることになってラッキーだ。(キャプテンの山村は)いろんなところから情報を集めたが、リーダーとしてしっかりしていて、皆から信頼されているのでお願いした。新しいチームで“Play Hard Play Smart”という新しい文化を伝えていきたい。いろんなチャレンジをお願いしているが、選手はそれを受け入れてくれていると思う」と、それぞれに期待を寄せた。
これを受けた山村も「3年先の五輪まで持つのかという不安があったが、せっかくのチャンスをものにしたいという気持ちのほうが強く引き受けた。体制も新しく変わり、今は特にコミュニケーションが大事。その中心となれるように頑張りたい」と、キャプテンとしての自覚あふれるコメント。時折笑顔を見せながらも、強い決意を語った。
なお、会見後には練習を公開。アップ、対人パス、レシーブ練習など、軽めのものとなったが、サトウ監督自らが幾度となく練習を止め、その都度技術的なアドバイスを送るなど、2日目にして早くも充実感あふれる練習となった。
なお、新生“龍神NIPPON”の初戦は、5月31日に開幕する「FIVBワールドリーグ2013」。韓国・華城(6月1、2日)、オランダ・アーペルドールン(6月8、9日)、小牧(6月15、16日)、ポルトガル・ギマランイス(6月29、30日)、大阪(7月6、7日)でそれぞれインターコンチネンタルラウンド(予選ラウンド)を戦う。
なお、全日本男子チームスタッフとワールドリーグのエントリーメンバーは以下の通り。(写真提供:Michi ISHIJIMA)
【全日本男子チームスタッフ】
監督 ゲーリー・サトウ
コーチ デービッド・ハント
コーチ 大竹秀之
トレーナー 大石博暁
トレーナー 和田規克
トレーナー 矢野博也
管理栄養士 石川三知
管理栄養士 阿部菜奈子
アナリスト 上原伸之介
サポートスタッフ 渡邉圭太郎
【ワールドリーグエントリーメンバー】※左から背番号、名前、所属
1 鈴木悠二(東レ)ウィングスパイカー
2 塚崎祐平(JT)ウィングスパイカー
3 永野 健(パナソニック)リベロ
4 近藤 茂(東レ)セッター
5 今村 駿(堺)セッター
6 鈴木寛史(サントリー)ミドルブロッカー
7 栗山雅史(サントリー)ウィングスパイカー
8 横田一義(堺)ミドルブロッカー
9 富松崇彰(東レ)ミドルブロッカー
10 手塚 大(FC東京)ウィングスパイカー
11 松本慶彦(堺)ミドルブロッカー
12 山村宏太(サントリー)ミドルブロッカー
13 高橋 賢(サントリー)リベロ
14 福澤達哉(パナソニック)ウィングスパイカー
15 八子大輔(JT)ウィングスパイカー
16 石島雄介(堺)ウィングスパイカー
17 越川 優(サントリー)ウィングスパイカー
18 米山裕太(東レ)ウィングスパイカー
19 千々木駿介(堺)ウィングスパイカー
20 松岡祐太(堺)ウィングスパイカー
21 出耒田敬(筑波大4年)ウィングスパイカー
22 前田一誠(筑波大4年)セッター