%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E8%AA%8D%E8%AD%98%E3%81%A7%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%8C%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%81Spell%20Up%E3%81%8CGoogle%20Chrome%20Experiment%E3%81%A7%E7%99%BB%E5%A0%B4

音声認識で英語が学習できるブラウザ・ゲーム、Spell UpがGoogle Chrome Experimentで登場

Googleはベータ版一時的プロジェクトとして新たなサービスを提供するのが得意だが、今日(米国時間5/13)はChrome Experimentの一環としてSpell Upという英語学習アプリを公開した。これは音声認識と音声合成を用いてユーザーの英語の上達を助けるブラウザ・ベースのゲームだ。

初級から上級までさまざまなレベルが用意されており、ユーザーはどのレベルから始めることもできる。このゲームの主な目的は語彙力を高めることで、Spell Upという名前もそこから来ている。

ユーザーはブラウザが発音する単語を正しく綴り、その後、正しく発音しなければならない。表示された綴りから抜けているするアルファベットを推測したり、綴り変えから正しい単語を推測したりするモードもある。答えはすべてマイクに音声で入力する(私が試したところではこのアプリは英国英語の発音を好むようだ)。

このアプリははロンドンのGoogle Creative LabのXavier Barradeをリーダーとして開発された。最近のChromeの音声認識/合成テクノロジーの進歩が存分に利用されている。

昨年GoogleはChromeでWeb Speech APIを、今年はそれを利用した音声合成をそれぞれサポートした。これによってデベロッパーはユーザーが音声でデータを入力し、それに対してアプリが音声で応答するアプリを開発することができるようになった。Spell Upはこのテクノロジーを利用している。

つまりSpell Upは面白いゲームであり教育アプリであると同時に、音声認識、合成などブラウザ・ベースのテクノロジーがネーティブ・アプリの開発環境に負けず、大きく進歩していることを示すデモの役目も果たしている。またこのプロジェクトが若く、国際的なユーザー層をターゲットにしていることも興味深い。

Barradeによれば、Spell Upはゲームデザイナーと英語教育関係者の協力によって開発されたという。最近の教育アプリはデベロッパー、ゲームデザイナー、教育者の三者の連合が必須となっているようだ。このアプリは主としてデスクトップとAndroidのChrome向けに開発されており、iPhone、iPadで実行すると音声入力が無効になるのでユーザーは回答をキーボードからタイプしなければならない。

現在このアプリは英語だけが対象だが、他の言語にも拡張されれば、英語国における外国語教育にも大いに有益だろう。

Macのノートでしばらくプレイしてみたが、たいへん面白かった。ただし音声認識の反応はやや遅く、私が発音したアルファベットを完全に誤解したことも一度ならずあった。しかし私の子供は喜びそうだし、こういうアプリのためならいくらネットを使ってもらっても構わない。

下はGoogleによる紹介ビデオ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

広告

blog comments powered by Disqus

コメント

名無し
ビジネスモデルがよくわからんし、スグ潰れるんじゃね?
Inetgate
百度がまともな回答を返すまでは当面彼らのIPアドレスをFirewallでブロックするのが吉だろうなあ…
a
1999年ならmp3はもうメジャーだったような……
kokko
AmazonがいないのもだけどFacebookもなかなか怪しいんじゃないかな?コミュニケーションツー…