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氷が消える?南極の氷融解がシャレにならないレベルになっていた

NASAが衝撃の分析結果を発表。南極西部の氷は溶ける事は止められないらしい。

更新日: 2014年05月13日

worldwideさん

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NASAが発表…南極西部で氷がどんどん溶けている

これまでは1年中氷点下の南極大陸で、たとえ温暖化がこれから先進んでも、氷が大きく溶けて減少することはないと考えられてきた

NASAやカリフォルニア大学の研究チームは、南極の西半球側を覆っている氷のこの40年間の衛星・航空写真などを分析しました

南極大陸の一部で、温暖化する海の影響により氷床の融解に歯止めがきかなくなり、将来の大幅な海面上昇が避けられそうにないとする研究結果を米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが12日、発表した

現在も氷の溶けるスピードが上がっている

南極の氷河は、地面の上をゆっくりすべり、その先端は海中に突き出しているが、氷が溶けるポイントは通常、氷の下に地面がなくなった、つまり海に突き出した部分から先にある

この海に突き出したポイントを「グラウンド・ポイント」と呼んでいるが、今回の調査によると南極西部アムンゼン海では、主要な氷床がすべて、グラウンド・ポイントより手前、つまり内陸側で溶け始めているとのこと

研究チームは1973年からの40年間で、南極西部の氷床の溶ける量が77%増え、氷床の動きが加速していると指摘

温かい海水が氷床の下に入り込んで氷が解ける現象が加速しており、下の支えを失った氷が海に浮いた状態になって、さらに融解が進む悪循環が起き始めていると指摘

氷河が海に向かって移動する速度は年に最大4キロメートルと、40年前と比べて1.7倍の速さになっていた

もはや氷が溶けるのを止める事は出来ないレベルに

研究チームによれば、「すでに後戻りできるポイントは超えている」と見ており、数世紀中にこの地域のすべての氷は消失することは避けられないとしている

南極西部アムンゼン海の氷は消え去る可能性が高い

・この南極西部の氷が全て溶けてしまうと…

すべて溶けた場合、海面上昇は少なくとも1・2メートル、最大で5メートル前後に達する可能性もあるという

そもそも南極の氷ってどれ位あるのでしょう?

Photo by Image Source / Photodisc

南極の氷の量は26.92×10^6立方km、地球上の氷の90%が南極大陸に、9%がグリーンランドにあります

大陸全体の平均的な厚さは1850メートル もあり、東側エリアの最も分厚いところでは4770メートルに達している

なんと富士山より1000メートルも厚い氷に覆われている場所がある。こんなのが溶けたら、海面が上がるのも納得。

・あまりに重すぎて陸地が沈んでしまっている

大量の氷床の中の45%ほどの氷が、海水面より低い場所に存在している

つまり南極大陸は全て海上に突出しているわけではなく、海面下に沈んでいる部分が半分近くあるというわけである。それは、膨大な氷の重みで大陸全体が沈んでいるから

温暖化の現状はどうなっているのか

大気中の二酸化炭素濃度は 280ppm(産業革命前) → 360ppm(現在) に達している

そして、このまま二酸化炭素の放出が続くとその温度は21世紀末には産業革命以前の2倍近くに達すると考えられている

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