人間の鎖:集団的自衛権の行使容認に反対 2500人参加

毎日新聞 2014年05月13日 19時59分(最終更新 05月13日 20時37分)

安保法制懇の報告書提出に抗議するヒューマンチェーンの参加者たち=国会前で2014年5月13日午後1時27分、小出洋平撮影
安保法制懇の報告書提出に抗議するヒューマンチェーンの参加者たち=国会前で2014年5月13日午後1時27分、小出洋平撮影

 集団的自衛権の行使容認に反対する市民が手をつないで国会議事堂を包囲する「ヒューマンチェーン」(人間の鎖)が13日行われ、全国から約2500人が参加した。安倍晋三首相の私的懇談会が15日に行使容認を求める報告書を提出することに対し、参加者は「戦争反対、憲法守れ!」とシュプレヒコールを繰り返した。

 市民団体でつくる実行委員会が主催。国会議事堂西側の衆院第2議員会館前では、正午前から市民が集合し、開始約1時間後の午後1時過ぎには国会議事堂の外周(約1.5キロ)をほぼ取り囲むように「鎖」が完成した。

 乳母車に1歳の長男を乗せて参加した東京都中野区の主婦、内村愛以子(あいこ)さん(28)は「日本人が海外で人を殺したり、殺されたりしない国であり続けてほしい」と話した。【野島康祐】

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