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      磯焼け対策でコンブが効果

      磯焼け対策でコンブが効果

      海水温の上昇などで海藻がいなくなる磯焼けが深刻化している五島市の海岸で行われたコンブを植えて磯の再生を目指す実験で、コンブは4か月ほどで長さ2メートルほどに育ち、地元の漁業者たちは、一定の効果が見込める結果だとしています。
      五島市の沿岸は、さまざまな海藻が生い茂り、魚のえさ場や産卵の場所となってきましたが、ここ数年、魚やウニの仲間に食い荒らされる被害や、海水温の上昇で海藻が少なくなる磯焼けが深刻な問題になっています。
      このため、地元の漁業者たちは、ことし1月、五島市の崎山漁港で磯の研究をしている潜水士とともに、コンブの種を植えたロープを設置して磯の再生を促す実験を始め、12日、ロープを引き上げてコンブの成長を調べました。
      その結果、ロープをそのまま海に入れただけだと、コンブは魚のえさになってほとんどなくなっていましたが、ロープを網で囲ったり、いけすに入れたりしたものは、長さが2メートル近くに育っていました。
      漁業者たちは、五島でもこの方法でコンブを育て、磯焼けになった海岸を再生できる可能性があるのではないかとしています。
      実験に取り組んできた竹野義昭さんは、「ここまで成長するとは思っておらず、良い結果が出ました」と話しており、ことしの冬にも実験を行うことにしています。

      05月13日 14時14分