東京都板橋区の右折可能な交差点で、警察官が交通標識を誤解して右折車両を取り締まるミスが6~10月に107件あったことが25日、警視庁への取材で分かった。同庁は運転手に反則金を返還、違反点数を取り消す。
同庁交通執行課によると、ミスがあったのは板橋区前野町4の交差点。中央分離帯を挟み、手前の道路は西向きに一方通行、奥の道路は東向きに一方通行となっている。北上してきた車が右折禁止なのは手前の道だけだが、同庁志村署員が奥の道も右折禁止と勘違いして取り締まっていた。
10月に取り締まりを受けた人の指摘で誤りが発覚。取り締まりミスで免許停止になったケースも2件あった。
また港区六本木4付近の丁字路でも2009年12月~10年9月、右折禁止の時間帯を示す標識の欠落で9件の取り締まりミスが起きていた。
同庁交通執行課は「迷惑をおかけし申し訳ない。速やかに是正手続きを取りたい」としている。
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