■随契でやっと決定

 札幌市中心部の路面電車をループ化する土木工事で、市は9日、札幌市中央区の「舗道工業」と随意契約を結ぶことを決めた。契約予定額(税抜)は計1億6200万円。これまで3回にわたる入札で落札者が決まらず、随意契約に切り替えていた。

 この工事は、中央区を走る市電すすきの駅と西4丁目駅間の約400メートルに線路を敷くため、地面を掘って基礎を作ったり下水管を撤去したりする。

 市は受注しやすいように外回り部分と内回り部分に工事を分けたが、外回り部分の入札に応じたのは舗道工業だけで、同社が8千万円で契約することになった。内回り部分の入札には3社が参加したがいずれも入札予定価格に届かず、その後の随意契約の見積もりを出したのは同社だけで、8200万円で契約した…