6月に崩壊する「STAP細胞」共同幻想 - 小保方晴子と若山照彦の死闘

一昨日(5/8)、理研の会見があり、小保方晴子から出されていた不服申立が 却下された。この2日ほど、またマスコミとネットが小保方問題でざわめく様相になっている。まず最初に、理研の「再調査せず」の決定を歓迎したい。正直なところ、どうなるか不安視していた。弱気になって日和るのではないかと心配だった。あまり長引くので、弁護士側と裏取引しているのではないかという疑念も過ぎっていた。「再調査せず」の結論を出すことは、理研にとって少なからずリスクを伴う決断で、勇気を要する行動だったと言える。世論は小保方晴子支持が多数であり、ワイドショーは大衆の俗情に阿って理研叩きの姿勢に徹している。小保方晴子への同情論が横溢する状況だ。そうした逆風の中で小保方晴子に厳罰の処分を下せば、訴訟となったとき、理研側が必ず勝つという保証はない。負けた場合の痛手は大きく、内部で逡巡する声もあっただろう。現に、改革委の岸輝雄などは結論が早すぎると 批判している。裁判を怖がらず、世間の俗論に迎合せず、敢然と闘う方針を貫いた態度は評価してよいことだ。科学には科学の大義があり、科学者の規律と倫理がある。科学の世界のルールがある。それを理研が蔑ろにしなかったことに安堵した。三木秀夫の狙いは、理研に動揺と混乱を起こさせ、和解を申し出るよう仕向けることだった。ここで理研が屈すれば、科学の世界を支えるルールの柱が折られていた。

「再調査」の判断と決定を遅らせ、理研に裁判のリスクを恐懼させ、示談(条件闘争)に持ち込むのが弁護団のシナリオだった。今回、決然とそれを蹴ったことは、三木秀夫の思惑を挫いたことを意味する。三木秀夫は作戦の練り直しを迫られ、場合によっては、小保方晴子から失敗と無能を責められる事態になるだろう。少なくとも、裁判せずに勝つ(戦わずして勝つ)彼らにとっての最善のシナリオは失われた。先に、理研側の戦略と展望を説明しよう。1か月後に懲戒処分の決定を出す。6月中旬だ。おそらく、このタイミングで早稲田から博士論文の審査結果が発表される。また、若山照彦が第三者機関に送って分析を依頼した細胞株について、この時期に調査結果が出る。つまり、(1)理研による懲戒処分の決定、(2)早稲田による論文不正の審査、(3)若山照彦による細胞分析の結果、この三つが同時に出て重なるのだ。三位一体で小保方晴子を包囲攻略する。当然、(2)と(3)は(1)の正当性を補完するものになり、世間に対する説得力の効果となることは言うまでもない。姑息な早稲田は、なるべく早稲田に対する世間の非難が、小保方批判派からも小保方擁護派からも集中することのないよう、つまり注意を散らすよう、理研と同時のアクションを目論んでいる。マスコミの取材と社会からの責任追及を逸らすためだ。若山照彦の調査結果の報告は、これは世間の注目を浴びるし、その中味もあっと驚くものになる。これまで若山照彦が会見せず沈黙を通したのは、細胞株が調査中だったからに他ならない。

3月以降、山梨の若山照彦は、まさしく「動かざること山の如し」である。しかし、全く動いてないわけではなかった。水面下で竹市雅俊と協力し合って、今回の「STAP細胞」事件の真相解明に動いている。その一つの証左が、例の3/25にNHKが報道した、実験マウスの遺伝子の相違の件であり、マウスのスリカエ疑惑の告発である。この情報は、若山照彦が竹市雅俊に伝え、竹市雅俊がNHKにリークしたものだ。この一報の衝撃は大きかった。そしてさらに、今回の理研の会見で、Nature投稿に遡る7か月前、Scienceに投稿した論文に同じ画像の改竄があり、審査した専門家から切り貼りの不正を指摘されていた事実が明らかになったが、この決定的な情報を理研に提供したのも若山照彦だった。もう一つ、竹市雅俊が調査委とは別に、Nature論文の全画像について独自に調査するという報道が4/30にあった。これは特にキメラマウスの胎盤と胎仔の写真に対する疑義を意識したもので、若山照彦の協力が真相解明の上で必須の要件となる。つまり、(a)マウスのスリカエ疑惑、(b)Scienceでの切り貼り指摘、(c)全画像の再調査、これらの情報や動向は、すべて若山照彦と竹市雅俊がタッグを組んで、小保方晴子の虚偽を暴こうとする営為の表れだ。そう看て取ることができる。今回、小保方晴子は、若山照彦にScienceでの画像切り貼りを暴露され、再び怒り心頭だろう。正確には三度目だ。最初は、3/10に論文撤回を言い出されたとき、二度目はスリカエ疑惑をリークされたとき、そして今回と。

3月以来、小保方晴子と若山照彦との間で、凄絶な神経戦が行われている。われわれの目には見えず、マスコミはその点に注目しないが、二人の間の熾烈なバトルとタクティックスが続いている。若山照彦が会見を開かないのは、第三者による細胞株の調査結果の待機中という事情もあるけれど、それ以上に、小保方晴子に反撃(ウソの辻褄合わせ)の材料を与えないためであり、慎重に手の内を見せないためだ。裁判が控えている。決定的な証拠は、法廷でサプライズとして明らかにしなくてはならず、小保方晴子側に先手を打たれて封殺される余地を与えてはいけない。たしか、3月の週刊文春の記事で、小保方晴子が若山照彦に対して、「聞くに堪えない言葉」で罵倒していたという話があった。どこから取材した情報なのかよく分からないが、こうして3月以降の二人の死闘を構図化すると、その情景もリアルに想像されてくる。4/9の小保方晴子の会見では、マウスのスリカエ疑惑について若山照彦の仕業であるかのように責任を押しつける場面があった。何と言っても、「STAP細胞」の現場にいて、小保方晴子の「実験」と「研究」を最もよく知っているのは若山照彦なのだ。そして、今まで登場してきた事件関係者の中で、最も科学者として誠実な人物が若山照彦である。6月、その若山照彦が満を持して口を開く。それは、理研の懲戒決定と同期をとる。その上に早稲田の学位剥奪が重なる。この三つが重なる事態は、今の小保方晴子と弁護団にとっては厳しい精神的重圧だろう。その前には、Nature誌自らによる論文撤回がある。

6月には、若山照彦が会見の場で真実を説明することによって、「STAP細胞」の存否の問題もほとんど大枠が見える形勢になるだろう。山を越す。今、マスコミのワイドショーのキャスターや、彼らの無知で浮薄で無責任な言動に操られている大衆が、小保方晴子の擁護論を言うときに根拠としているのが、「STAP細胞の存在」の錦の御旗である。「STAP細胞」があるかもしれないから、だから小保方晴子を叩くなと言い、米国や海外に頭脳が流出したり研究が盗まれたらどうするのだという論法を立てて弁護する。その「STAP細胞」が存在しないという蓋然性が高まれば、催眠術から醒め、「STAP真理教」のマインドコントロールから解き放たれ、「小保方尊師」への偶像崇拝を止めることになる。現時点では、未だ数の上では小保方晴子を信じている者の方が多い。しかし、1か月前の小保方晴子の会見の当時と較べると、その熱量や圧力は低下していることが感得される。今回は、あの実験ノートの公開が大きく影響した。8か月に4ページの、メモ書き以前の落書き同然の「実験ノート」を目の当たりにして、少なくない擁護派が懐疑的になったに違いない。多くの者の率直な感想は、また墓穴を掘ったというものであり、弁護士は何であんなものを公開したのだろうという疑問の声だ。無論、あれを(活字に打ち直して)公開するように指示したのは小保方晴子である。分かってないのだ。あの「実験ノート」が説得材料として奏功すると思い込んでいる。自己中心の思い込みが強いから、平気でやってしまう。小保方晴子は墓穴を掘って傷口を深くする。

6月に若山照彦が「火の如」く動き始め、「STAP細胞」の存在は根拠を失うと予想される。それは、7月に理研が中間報告すると言っている、「STAP細胞」の検証実験の「結果」の布石をなすものでもある。つまり、私の見通しでは、6月に「STAP細胞」は危篤に陥り、7月には臨終を迎える。そこで「STAP細胞」の騒動は終焉する。小保方晴子側がこの方向への流れを阻止し、共同幻想である「STAP細胞」の生命を甦らせるためには、弁護団の従来の作戦とは別の手段を講じざるを得ない。それは、想像するに、擁護派のキャスターの独占インタビューを受け、テレビ局のゼニ儲け(視聴率)に貢献することだ。古館伊知郎(テレ朝)、小倉智昭(フジ)、テリー伊藤(日テレ)、大越健介(NHK)、彼らが涎を垂らし、手ぐすね引いて待っている。一般世論で小保方支持が多数になるのは、こういうテレビ屋が擁護論を煽っていることが原因になっているが、狡猾なテレビ局側は、どうやら意図的に、商売の論理と動機で小保方擁護論を吐き散らしている感がする。小保方晴子としては、弁護団に従って法廷闘争の戦略で行くか、死中に活でテレビ出演で同情論を再興する路線に転じるか、今が思案のしどころだろう。無論、理研側もその展開を予測して織り込み済みで、仮にそうやって小保方晴子がマスコミ作戦で逆襲に出てきても、そのフィーバーに影響されることなく、上に挙げた(1)(2)(3)三つの合わせ技で押さえ込める目算を立てている。それは、この時期、ちょうどブラジルでサッカーW杯が開催されることだ。テレビ、特にワイドショーは日本代表への応援一色に染まる。

他の話題への注目は小さくなる。理研の懲戒処分決定のニュースは相対的に小さな扱いになり、したがってマスコミに上がる賛否の反響も、現在のレベルよりはるかに小さなものになるだろう。



by yoniumuhibi | 2014-05-10 23:30 | Trackback(1) | Comments(18)
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Tracked from 哲学はなぜ間違うのか? at 2014-05-11 22:59
タイトル : 現実に徹しないが無宗教
日本ばかりではなく、世界中にこのカテゴリーに分類される人々は数多いようです。これ...more
Commented by 柿右衛門 at 2014-05-10 18:14 x
ブログ主氏が提示したタイムテーブルで、理研は事態の収束に向かうと思われる。組織と科学界の論理だけで動ければ静かにできたものを、マスコミや擁護派を利用する弁護団を考えると、世論の動向は無視できない。しかし、あの実験ノートで世論の潮目は変わった。

誰かが指摘したように、彼女がヴァカンティ・ラボの作業者に過ぎないとしても、あのノートでは作業者としても失格ではないのかという声が出ている。おそらく視聴率が取れなくなった時点で、マスコミも撤収する。今後国民が注目するとすれば、ブログ主氏が書かれたように、小保方vs若山対決が最後のクライマックスとなるだろう。

適性という点で不相応なポジションについている人間は、彼女以外にも科学界で一定数は存在しているという関係者の声がある。あとは、不適格者のレベルの許容範囲とその数の割合が問題である。今回は、許容範囲を超えた事例であり、こういう事例がメジャーになると、科学界が崩壊するということで抵抗がおきたし、その抵抗を応援する国民も現れた。ブログ主氏のように。

もうすぐ悲劇のヒロイン状態、劇団ひとりジャンヌ・ダルク劇場は終わる。茶番劇ではあったが、苦い教訓だけが残された。


Commented by ヒムカ at 2014-05-10 18:27 x
不思議の国から鏡の国へ

小保方晴子氏代理人が主張していた、たんに形式に関する誤謬であったという反論は真っ向から粉砕されてしまいました。

ブログ主様ご紹介の【Wmの憂鬱、隠し球が決めた小保方さんの研究不正確定【日経バイオテクONLINE Vol.2050】を熟読させていただきました。合わせて【「不服申し立てに関する審査の結果の報告」も読みました(文系の私にも理解できました)。
「形式」にではなく「内容」に関する誤謬であったと完璧に証明しています。

小保方晴子氏は、感覚的印象から演繹を繰り返し…ついには夢想から、錬金術の虜になり、あげくは束の間でしたが時代の寵児となったのでした。

「不思議の国のアリス」は、次に「鏡の国」に入り込んで悪夢のなかでモガキました。アリスは白のエプロン、小保方晴子氏は白の割烹着。
小保方さん!目を醒ましなさい。目覚めると「不意に子猫のキティが座っているでしょう。」あなたは科学者には不向きと思います。

『世を倦む日日』さま、日夜のご奮闘、ご苦労様でした。多くの人が知ることができました。


Commented by ヒムカ at 2014-05-10 18:39 x
判断力の欠陥

真理であることの基本特徴は「明晰にして判明であること」とは自明のことです。自然科学とは「法則が対象にア・プリオリに関する限りにおいて」であり、経験的認識を含む一切の認識を排除するという原則を認識することが前提です。
早稲田大学は、ヒラメ企業文化からの脱却を志して襟を正すべきでしょう。速やかに「内規に基づき、論文や学位取り消」すべきです。

自然科学が苦手な私ですが…かつて、カント『純粋理性批判』の次の箇所に行きつき…抱腹絶倒してしまいました。面白いから書き写します。
「判断力の欠陥は、本来は愚鈍と呼ばれているものである。鈍い、もしくは乏しい知力の人は、適度の悟性と悟性に特有な概念とを欠いているだけであるから、学習によって彼を立派に、それどころか学者にさえ仕立てあげることができる。しかしこういう場合には、判断力も欠けているのが普通だから、博識な学者の中にも、自分の学問を使用することにかけては、とうてい改善の見込みのない「判断力」の欠陥をしばしば見せるような人を見かけるのは、決して異例ではない」
Commented by kouichi at 2014-05-10 22:49 x
はじめまして。大変興味深く拝読しました。
この度の事態は、大学、研究者、また科学を生業としている諸々の関係者全てと彼女(と彼女を擁護…真理追究を軽んじる人々)との戦いであると私は考えております。負けすなわち日本の科学研究の落日。その意味で死闘かもしれません。
Commented by わかめ at 2014-05-11 04:22 x
yahoo!の意識調査の結果に唖然とします。
(↓httpを削除してあります)
://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/11502/result

理研の「再調査せず」という結論に「納得できない」人が6割超。
これが、ブログ主様の仰る大衆というものなのでしょうか。
(個人的にはyahoo!のアンケートの類は偏っていると感じることが
多いですが)

それにしても、あの実験ノート(それも追加提出は一切なし)。
あれを見て彼女をかばう人の頭の中を見てみたいです。
「よかった」←この記述は完全にある予測、予断に基づいて実験を
している証拠ですよね。「思い通りの結果になって」良かった、と。

また、STAP細胞なんてものがあったらとっくの昔にバカンティ氏が
モノにしているはず。なぜそんなことも解らないのでしょうか。
Commented by ゆたか at 2014-05-11 05:13 x
>無論、あれを(活字に打ち直して)公開するように指示したのは小保方晴子である。分かってないのだ。あの「実験ノート」が説得材料として奏功すると思い込んでいる。自己中心の思い込みが強いから、平気でやってしまう。小保方晴子は墓穴を掘って傷口を深くする。

この人の特性に気づいて善導する人が身近にいたら、こんな徒花は咲かなかったでしょう。
それがこの女の不幸。
会見時のドレスまで用意したところをみると、親御さんはそれをむしろ、今でも助長している。

とはいえ、もう三十路の老嬢です。
哀れですが、罪は自分であがなわなければいけません。
Commented by オウンゴール at 2014-05-11 11:11 x
初めまして。大変興味深く拝読いたしました。

ブログ主さんが推察しておられるように、TV局の報道がサッカーW杯に移ると同時に、現在小保方さんを擁護している人たちの関心も離れるのでは無いかなと僕も感じます。
ありていに言ってしまえば、「飽きる」ということで、大衆の多くの小保方問題への関心もワイドショーレベルの域を出ないものであると思います。

ただ、小保方さん本人は(虚言癖の持ち主が往々にしてそうであるように)自分でついた嘘をどこかの時点で自分にとっての現実に置き換えているふしがあるようですので、不正は一切認めないでしょうし、世間の関心が薄れようとお構いなしに、いつまでもあがき続けるのではないかなと感じます。

大衆心理はある意味非常に酷薄でもあり、多くの人の関心が薄れてなお自身の潔白を主張し騒ぎ立てる彼女に対して、人々が今と同じような反応をしていられるのか、今の僕の関心はそちらに移っています。
Commented by triton at 2014-05-11 12:11 x
初めまして。私はこの問題について全くの素人ですが、
ゆたかさんのブログはとても分かりやすかったです。

最初小保方氏側が「特許との関係があり、実験ノートの公開はできない」と言っていたときは
[今、STAP細胞の発明に関して新たな特許出願を準備しているところなので、出願までは公開できない]という意味でそのように言っているのかもしれない、そして早々に新たな特許出願を済ませたら、[これが実験ノートです。]という発表が正式に行われるのかもしれないからもう少し待ってみよう
と、彼女の動向を前向きに見守っていた時期もありました。
でもその後、彼女からも理研を含めた彼女の周囲からも、新たな特許出願の話などは一切なく
先の発言は、根拠のない言い訳に過ぎなかったと理解せざるを得ないものとなりました。

小保方氏が今リセットすべきものは、細胞などではなく、ねつ造改竄によって掴んでしまった「一等賞」のフラッグを元の位置に戻し、再び研究者の自由競争の場に「仮説」を委ねることだと思います。

そして若山先生の身を呈した闘いが科学技術の発展に向けて真に報いられるためにも
事態を正しい眼で見守っていければと思います。
Commented by Mia at 2014-05-11 12:51 x
「理研が若い女性に責任を押し付け、とかげのしっぽ切りをしてヌクヌクしている!」と騒ぐ人たちは
「ねつ造」と「ミス」の違いがわかっていないのだと思います。
私の友人も「部下のミスに気付かない上司が悪いんじゃん!」と憤っていましたから。
「ねつ造」と「ミス」は全く別物であること、かつO氏のしたことは「ねつ造」なのである、ということを一般の方々にわかってもらうすべはないものでしょうか。
そうすればSTAP細胞など存在しないということも、併せて理解してもらえるのでしょうが...。

しかしながら、私もオウンゴール様のおっしゃるように、「飽きっぽい大衆」の今後に興味があるのも事実です。
大衆は飽きっぽい。しかし大衆には力がある。間違ったものも正しいという方向に持って行く力がある。そんなことを今回改めて実感しました。
Commented by 遠野物語 at 2014-05-11 15:16 x
この小保方晴子騒動とサッカーW杯で「集団的自衛権」の閣議決定=憲法違犯のクーデターの政局が霞んでしまう。安倍晋三は巧妙に画策しているような気がします。
Commented by triton at 2014-05-11 15:39 x
小保方氏が、「公開したノートへの反応に心を痛めている」という代理人のコメントを見て、あの実験ノートをみた世間の人々が、本気で「わぁ、やっぱりちゃんと実験やってたんだ~」と自分の主張を認めてくれるとでも思っていたんだろうかと、開いた口が塞がりません。


仮に、「STAP細胞」が実在したとしても、その「発見者」としての地位は、小保方氏等ではなく、新たに実施可能な実験・作成方法と、それを裏付ける真正なデータを示し、STAP細胞の実在を揺るぎない根拠をもって論証した人に与えられるべきです。

理論的裏付けのない憶測で先に「発見者」の名乗りを挙げたに過ぎない者に、発見者としての栄誉や権利が与えられるようなことがあれば、日本の科学は拠り所を失ってしまいます。

若くて将来性を持った科学者を温かい目で見守り育てて行くのが必要なことは言うまでもありませんが、小保方氏よりも優秀な科学者は日本に大勢いるのです。

むやみな小保方擁護論は、これまで科学者達が真摯に築いてきた実績とそれを支えてきた秩序を乱し、科学が真実と向き合うことへの無力感すら与え、科学の発展に重大な足枷となることを知るべきです。
Commented by 荻原 理 at 2014-05-11 20:11 x
【小保方氏は米国で研究を完成させるべき。】【歴史的研究や偉業は好まれる環境下で生まれる。】

olivenews内の記事ですが、絶句するしかありませんでした。尚、exciteブログの機能上、olivenewsのURL内を検索して、記事を御覧下さい。異常な程、宇都宮健児氏と吉良佳子氏を推しています・・・
Commented by 田舎者 at 2014-05-12 00:04 x
今回の騒動で、結論は真逆ではありますが鈴木光司さんの「リング」を思い浮かべました。
あちらは超能力という非科学的なもの、今回は細胞という科学的なものという違いはあるものの、

画期的な現象を起こしたと話題に
        ↓
 それをマスコミが持ち上げる
        ↓
    疑義が生じる
        ↓
 潔白の証明に失敗(今回は証明も不可能ですが(笑))
        ↓
    マスコミから叩かれる
というかなり似た筋書きにある種の不気味さを覚えました

ためしに「小保方 リング」で検索してみるとこんなものを見つけました
http://xn--zck9awe6d872rezhp3y9g1f.jp/stap%E7%B4%B0%E8%83%9E%E5%B0%8F%E4%BF%9D%E6%96%B9%E6%99%B4%E5%AD%90%E3%81%AE%E9%87%91%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%8C%87%E8%BC%AA%E3%81%AF%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%EF%BC%81-5265
今思い返すと、「リケジョ」だのという触込みにあっさり踊らされてた時を懐かしく感じますが、今回の騒動で良くも悪くも日本の科学界を矯正させるきっかけを作れたことが不幸中の幸いではないでしょうか。
長文、失礼しました。
Commented by Neoribates at 2014-05-12 12:22
小保方晴子は会見を見ている限り,おそらくのところ演技性人格障害なのだろうと推察されます.
Commented by T.O. at 2014-05-12 18:03 x
>> Neoribates さま

> 演技性人格障害なのだろう

私もそう思います。
会見、その他報道を見る限り、その傾向が強い。
専門医が診察しないとわかりませんが。

小保方氏が演技性人格障害だとすれば、すぐにばれる
ウソをついて堂々と会見する理由も納得できます。
本人の頭のなかでは「ウソではなく事実」なのだから、
何が問題なのかも理解できていないかもしれません。
Commented by T.O. at 2014-05-12 18:04 x
馬鹿げたSTAP騒動ではあるけど、研究者に限らずどんな分野
であれ、「ウソ偽りなく誠実な結果を出すこと」がもっと評価される
世の中になるきっかけになる(という希望的観測)としたら、
この騒動も無駄でなかったと思うのですが。

Commented by at 2014-05-12 23:42 x
若山教授がんばって
Commented by 変だね at 2014-05-13 13:19 x
サイエンスの論文ですが、若山氏も責任著者なら、小保方に提出させるまでも無く、若山氏が持っているのではないでしょうか。
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