バトルの肉付け2-わかりやすさのために-
感想欄にてご指摘を頂きましたので、内容を改めさせていただきました。【2013.2.14】
細かな書き直しを重ねているうちに自分でもわけがわからなくなってきたので(爆)、第一稿から大半の文を差し替えてのお届けとなりますバトルの肉付けパート2。
しかし伝えたい内容は変化していませんのでご安心ください。
小難しい話のパートをバッサリと切り捨て非常に短くなりましたが、よりわかりやすくなるよう心がけました。
後書きにて、改稿前の全文を掲載しますので、どうか見比べて笑い飛ばしてやってください。
さて、ライトノベル界では、地の文にせよ会話文にせよ、ひねりをきかせた長文が多い印象があります。これらは作品に独特の粘り気と言いますか、個性を与えているわけですが、その弊害として読者を選んでしまいます。
一文が長くなることは、デメリットの方が多いと私は考えています。
というのも一文が長くなると、文章中に盛り込まれる情報量が増えるために、内容が読者に伝わりにくくなったり、間違って理解されたりする可能性が高くなるからです。
また書き手としては、主語と述語が対応していない等の、文章として間違った記述になってしまうリスクもあります。
多くの作品を書くなかで、プロの作家は独自の執筆スタイル、文章の構成を確立していきます。
そして長文を駆使し、インテリジェンスを感じさせたりスピード感を演出させたりする手法にたどり着く作家もいるでしょう。
しかしスタイル確立前のビギナーがそのような書き方に挑戦するのは非常に危険です。
私が初心者の方にオススメする方法は、以下の通りです。
出来るだけ、一つ一つの文はスッキリさせる。数行に渡る文を可能な限り減らす。
私自身、何か書く際には常に頭の片隅に置いている言葉です。
いかなるジャンルの作品であれこの方法は効果的ですが、中でも戦闘シーンは、これを厳守するべきではないでしょうか。
動きの多い場面には必然的に多くの情報が飛び交います。読者は、矢継ぎ早に飛んでくる情報その全てを、次々と処理していかなくてはならないのです。
ユーザーフレンドリーな作品を心がけること、これが、初心者がまず心がけるべきことだと思います。
あなたの文章は、自分で読み返してわかりやすいですか?
↑第一稿書きあげたときの自分に言ってやりたい言葉!
みなさーん、ここに恥さらしがいますよ~。
ではまた次回!
さぁ今回も意気揚々と始まります、バトルの書き方。
突然ですが、皆さんどんな感じでバトルを書いていますか?私のエッセイを好き好んで読んでくださる方なら、恐らく多少なりとも何か書いておられるでしょう。また、全く未経験であっても、自分がどんな風にバトルを書きたいかという漠然としたビジョンくらいはあるのではないでしょうか。
世の中には様々なタイプの物語が溢れています。そして無数のバトルが、繰り広げられています。
さて、あなたはどのようなバトルを、自分の大切なキャラクターにさせますか?
主人公最強?
それとも死闘に次ぐ死闘?
あるいは弱小主人公がなんとか頑張る?
主人公には戦わせず、脇役ばっかり使役する?
いろいろあると思います。
今回のお話は、そういった、自分が書きたいバトルを思い浮かべながら読んでいただきたいのです。
というのも、バトル描写の肉付けをしていくに当たって、どうしても個人的な嗜好が影響を与えてしまうからです。正解があるわけではないからです。
基準は、自分自身の中にしっかりと持っていてください。
基準とは、すなわち自分自身の書き方、スタイルのことです。
初心者の方はまず、自分が影響を受けた作家さんを思い浮かべてください。あるいは、こうありたいというイメージを。
少し、小難しい話題をこれからしていきたいと思います。
しかし最終的にたどり着く場所は、“好きなように書く”ということです。
“好きなように書く”ための材料の話。
抽象度、という言葉を聞いたことはありますか?
抽象的な表現、とかいった文面なら、どこかで見たことがあるかもしれませんね。
“抽象的”というのは、“難解な”“高度な”“漠然とした”などの複合体であると理解してください。
文章表現における“抽象的”とは、“読者に多くの解釈を委ねる”ということだと思います。
これに基づいて抽象度という言葉を、私なりに定義するなら(あくまで私なりに、です)、“文章の曖昧さのレベル”のことです。
はて、こいつはいきなり何を言い出したのか。気でも違ったか。いえいえ、そうではありません、大真面目、超大真面目です。
この、抽象度という考えが、これからお話しする実践テクニックの中で非常に重要になってくるのです。
抽象度、覚えていてくださいね。ここで少し、話を飛ばしますから(笑)
日本語の品詞には、自立語と付属語があります。
自立語には、動詞、形容詞、形容動詞、名詞、代名詞、連体詞、副詞、接続詞、感動詞があり、
付属語には、助動詞、助詞があります。
かつて、国語の時間に誰もが習った、なんだかよくわからないアレです。今回このエッセイを書くにあたって改めて調べなおしましたが、連体詞なんかは私もすっかり忘却していました。
で、これらの品詞を、あるルールに基づいて並べてみようと思います。あるルールというのは、そう、抽象度です!
まず、品詞の中から必要なものと不要なものを選別します。
形容詞と形容動詞は一つのものとして形容詞、名詞と代名詞も同様、連体詞、副詞、接続詞、感動詞は今回は不要なので削除、助動詞と助詞も要りませんね。
結局、残ったのは三つ、動詞、形容詞、名詞。
この三つの品詞を抽象度に基づいて並べます。
抽象度・高……形容詞
抽象度・中……名詞
抽象度・低……動詞
名詞と動詞は抽象度同じじゃねぇの?と思われるかもしれませんね。でも、文章表現という大前提の前ではこれら二つにも差が出ます。
動詞は、作中のいかなる物事に対しても同じ意味を持ちます。動く。と書かれれば何であれ、動くのです。
それと違って名詞は、それだけ書かれても読者には何のことかわからない場合が多いのです。鈴木。なんて言われても何だかさっぱりわかりませんね。
この、品詞による抽象度の違いを、特に小説ビギナーの方にはよく理解しておいていただきたいのです。
実践例を用いて解説し、このお話の抽象度を下げていきます。
オレは、殴る。
名詞と動詞(と助詞)で構成された、一般的には最小単位の文章です。
これを戦闘シーンとしてより良いものにしたい。では、どういう風に?
オレは、渾身の力を込めて腕を振りかぶり、殴る。
こんなのはどうですか?思い切り殴っている感じにしてみました。この場合、名詞と動詞の間に新しい情報を盛り込んで、力強さを演出しています。
私はこの、名詞と動詞の間に放り込む装飾のことを“形容情報”と呼びたいと思います。
形容情報は、主に形容詞的な働きをしますから、一つの文章の中でそれが多く含まれていれば、文章全体の抽象度が高くなるというわけです。
ライトノベル界では、地の文にせよ会話文にせよ、ひねりをきかせた長文が多い印象があります。これらは作品に独特の粘り気と言いますか、個性を与えているわけですが、その弊害として、読者を選んでしまいます。
読者を選ぶ小説、というのは、形容情報が多い、抽象度が高い小説であると言えます。
スタイル確立前のビギナーが、そのような書き方に挑戦するのは非常に危険です。
長文は、なんとなくインテリジェンスを感じさせるものがありますし、うまく使えばスピード感を演出したりもできますが、文章が破綻する可能性だってグンと高くなるのです。
私が初心者の方にオススメする方法は、以下の通り。
出来るだけ、一つ一つの文はスッキリさせる。数行に渡る文を可能な限り減らす。
いかなるジャンルの作品であれ、この方法は効果的ですが、中でも戦闘シーンは、これを厳守するべきではないでしょうか。
動きの多い場面には必然的に多くの情報が飛び交います。読者は、矢継ぎ早に飛んでくる情報その全てを、次々と処理していかなくてはならないのです。
ユーザーフレンドリーな作品を心がけること、これが、初心者がまず心がけるべきことだと思います。
あなたの文章は、自分で読み返してみて、わかりやすいですか?
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