ネットワーク

ネットワークのトピックス-PR-

移動中もさくさくネット! 乗り物Wi-Fi大集合 日経コンピュータ

[2]地下駅に張り巡らされた無線網、周辺店舗の集客ツールにも

2014/05/13
清嶋 直樹=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

[1]「富士山上空なう」を実現! 胴体にアンテナ埋め込む大工事へ戻る

写真1●東京メトロが提供する「MANTAアプリ」の画面。駅構内のWi-Fiアクセスポイントに接続した状態で「無料インターネット」を利用できる
[画像のクリックで拡大表示]

 東京地下鉄(東京メトロ)は1年前の2013年4月から、直営の全177駅(他社管理駅を除く)で無料Wi-Fi・情報提供サービス「MANTA(マンタ)」を提供している(関連記事)。iPhone/iPadやAndroidスマートフォン/タブレットに専用のMANTAアプリ(写真1)をインストールして使う。インターネット接続は1回につき15分以内、1日5回まで利用できる。

 2014年5月中旬時点では「リニューアル中」という状態だが、無料Wi-Fiや「各駅情報」「運行情報」などのサービスは継続している。

 鉄道事業者が駅で公衆無線LAN・Wi-Fiサービスを使えるようにすることは珍しくない。だが多くの場合「docomo Wi-Fi」「au Wi-Fi」などのWi-Fi接続サービスに加入する必要があり、原則として月額料金がかかる。

全駅構内で無料Wi-Fiを提供する唯一の鉄道事業者

写真2●「スマホ、一台に一匹」というキャッチフレーズでMANTAを告知するポスター
[画像のクリックで拡大表示]

 Wi-Fiサービスへの加入が不要の無料Wi-Fiサービスは、JR東日本などいくつかの鉄道事業者が実施している(特集の第4回で詳述)。だが、訪日外国人や観光客を対象にしたものが多く、一部の駅、かつ観光案内所など特定の場所だけで使えるというケースがほとんどだ。

 全駅を対象に、ホームや改札口など構内のあらゆる場所で無料Wi-Fiを使えるようにしているのは、現時点では東京メトロだけである。

 ちなみにMANTAとは、「Metro Amusement Network Trinity App」の頭文字を取った名称。熱帯海域に生息する魚類マンタをもじったものだ。駅貼りの告知ポスターでは、「スマホ、一台に一匹」というキャッチフレーズを使っている(写真2)。

  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマーク
  • Evernoteでクリップする
  • 印刷する

今週のトピックス-PR-

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

▲ ページトップ

執筆者一覧

イベントINFO -PR-

最新号

注目のセミナー

申込受付中!

ライバルに勝つ!
IT提案戦術
6/10(火)開催

システム構築案件の 受注に必要な「戦術」 を、実践的な演習を 交えて徹底解説!