東日本大震災後の肉体・精神的疲労が原因で亡くなったり自殺に追い込まれたりした「震災関連死」が、岩手、宮城、福島の被災3県で2973人に上ることが朝日新聞の調べでわかった。東京電力福島第一原発事故による避難者が13万人を超える福島県が最多の1660人で、津波や地震による「直接死」の1607人を上回った。被害が長期化する原発事故の深刻さが浮き彫りになった。

 3県や各市町村への取材によると、1月末時点で福島が1660人、宮城879人、岩手434人。昨年3月末時点の復興庁のまとめでは3県で2634人。1年近くで339人増えた。

 福島県によると、原発事故の避難指示区域がある11市町村の住民の関連死が県全体の8割を超える。担当者は「高齢者を中心に、環境の変化による体調悪化と帰還の見通しが立たないストレスが影響している」と分析する。