2014年5月12日20時05分
インターネットの通信販売などで使われる個人情報を暗号化するソフト「OpenSSL(オープン・エス・エス・エル)」に欠陥が見つかった問題で、国内の一部のスマートフォンに搭載されている基本ソフト(OS)にも問題があることがわかった。
問題のOSは「アンドロイド4・1・1」。NTTドコモの3機種、KDDI(au)の2機種、ウィルコムの1機種で使われていた。3社は「情報流出は確認されていない」という。
情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」によると、これらのスマホで「フィッシング詐欺」などの不正サイトにアクセスなどすると、個人情報が盗まれる恐れがある。
ただ、そうしたケースは使うブラウザー(閲覧ソフト)の種類やアクセスの仕方などの条件が重なった時に限られるという。同社は「情報を盗まれる危険性は低い」としている。
ドコモとauは4月までに、修正したOSへの更新を促している。ウィルコムは今月中に準備する。
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■OpenSSL採用の機種一覧
【ドコモ】ギャラクシー・ネクサスSC―04D、ギャラクシー・ノートⅡSC―02E、ギャラクシーSⅢαSC―03E
【au】HTC―JバタフライHTL21、インフォバーA02
【ウィルコム】ディグノデュアルWX04K
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