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8日ぶり救助の男性「山菜で飢えしのぐ」5月12日 17時28分
山梨や東京などの境にある雲取山に今月4日に登山に出かけたあと行方が分からなくなっていた東京都内の64歳の男性が、12日午前、ふもとの山梨県甲州市内で8日ぶりに救助されました。
食料がなくなったあと、山菜で飢えをしのいでいたと話しているということです。
救助されたのは、東京・東久留米市に住む64歳の男性で、標高2017メートルの雲取山に今月4日に登山に出かけたあと連絡が取れなくなっていました。
12日朝になって男性から携帯電話で「1週間前に遭難したものです」と通報があり、警察官が、発信記録から場所を特定して駆けつけ、午前9時半ごろ、ふもとの山梨県甲州市内で歩いていた男性を見つけました。
男性は、東京都内の病院に運ばれ、軽い脱水症状のため2~3日入院する予定ですが、意識ははっきりしていて、自力で歩くこともできるということです。
警察によりますと、男性は遭難していた間、沢の水を飲み、持っていた1袋の干しぶどうと豆がなくなったあとは、ささの柔らかい部分など山菜を採って飢えをしのいだと話しているということです。
携帯電話はつながらない山の中では電源を切り、つながる場所まで下山してから連絡したということです。
男性は、登山歴が20年ほどで雲取山にも過去に登った経験があるということです。
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