<iPS細胞>山中氏の論文に不正なし 学術誌からメール
毎日新聞 5月12日(月)18時59分配信
京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長が2000年に発表した論文の画像や図に疑問点が指摘された問題で、研究所は12日、論文を掲載した欧州分子生物学機構の学術誌「EMBOジャーナル」から「不正はなかった」とする見解がメールで届いたと発表した。山中氏が学術誌側に見解を求めていた。
【山中氏の論文に指摘されていた疑問点】
学術誌の編集責任者は、画像の二つのバンドが似ているとの指摘について「類似しているが、複製された証拠は認められない」と回答。「不正な画像操作やデータ操作が行われたと考える理由はない」と結論付けた。
研究所国際広報室は「ジャーナルの見解は研究所独自の調査結果と同様のものと理解している」とした。【野口由紀】
最終更新:5月12日(月)19時49分
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