介護施設という言葉は聞いた事がありますよね? いずれ誰もが関わる事になるかもしれない施設です。共働きや忙しい時代に、大切な親の面倒が見きれない方が増えている中、とても助かる施設です。
しかし今、世界的に介護施設での虐待や、悪質な施設の増加が話題になっているようです。
自分の大切な親や身内が、介護施設で知らないうちに虐待されていて、症状が悪化していたり、人間扱いをされず辛い思いをしていたり、というような最悪な事態は回避しなければいけません。大切な人を守れるのは、あなたしかいないのです。
そこで今回は、アメリカのニュースサイト『US NEWS』の情報を元に、悪質な介護施設の見分け方のポイント6つをご紹介します。
■1:入居者の口数が減る/食欲がなくなる
入居者の口数が急激に少なくなっている場合は、無視されていたり、動揺して引っ込みがちになっている可能性があるとのこと。また、体重減少や食欲不振、睡眠の変化といった肉体的な症状がでていないか確認しましょう。
さらに、虐待を受けているかどうかチェックするためには、傷や皮膚にあざがないかも確認しましょう。
■2:スタッフに質問をそらされる
スタッフに質問をしても、きちんとそれに対して応答できない場合や、自分の母親や父親の事を話しても、それを避けようとする場合はNGです。例えば、「母親が痩せてきたように思うのですが、何か対策は?」という質問に対し、対処法を出さず黙り込んでしまった場合は注意が必要です。
■3:スタッフの入れ替えが激しい
介護施設はハードな仕事なので、多少のスタッフの入れ替えはやむをえないのですが、常にきちんとしたリーダーのようなスタッフが必ずいなければ環境が不安定となり、大切な人を預けるには不向きです。
■4:入居者がスタッフを嫌っている
たとえ自分の母や父が少し認知症のような症状であっても、世話をしてくれるスタッフを嫌っていて、世話をされる事を嫌がっているのであれば、虐待されている可能性もあるとのこと。思い当たるような時は、すぐに調査を開始してくださいね。
■5:スタッフが混乱している/入居者と交わらない
忙しいのはしょうがないのですが、スタッフがいつも混乱している様子があったり、スタッフ同士が仲が良いためか、食事の時に入居者に混ざって話をせずに、スタッフだけで話しているかなどもチェックポイントとなります。様子をしっかりと見ておきましょう。
そして重要な事は、その施設のリーダーがきちんと滞在していて、スタッフの管理や居住者の様子などに、常に観察しているかどうかです。
■6:入居者に脱水症状が見られる
年配の方は脱水症状になりやすい傾向を持っています。どこの介護施設でも、脱水にならないようにと最も気をつけているのだそうです。
それにも関わらす、入居者に脱水症状の傾向が見えたら、それはきちんと介護をしていない可能性が考えられます。脱水の場合は、食事すら与えられていない可能性もあるため、栄養失調にもかかっていないかどうか確認が必要です。
以上、悪質な介護施設の見分け方のポイント6つをご紹介しましたが、いかがでしたか?
重要な事は、異なる時間に予想外に立ち寄って、自分が父親や母親を常に気にしているという事をスタッフにアピールすることです。そうすることで、スタッフも必然的に、入居者の様子をきちんと観察してくれるようになります。ぜひ参考にしてくださいね。
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