世界を変えるかもしれない5つの最先端テクノロジー:Citi Research
Citi Researchが、将来的に世界を大きく変える可能性のある10のテクノロジーをリストアップする「Disruptive Innovation」の2014年版を発表。
米Business Insiderが全10項目を紹介しているので、今日はその中から、特に注目したい5つをピックアップする。
4Dプリンティング
MITの研究者Skylar Tibbits氏が指揮を執るのは、3Dプリンターを使い、人の手を使わずに自ら形を変えることのできるマテリアルを出力する4Dプリンティング技術。
Citiによれば、これが完成すれば、医療の現場に取り入れられたり、過酷な状況下でモノをつくり出したりすることが可能になるとか。
アメリカ陸軍はこの技術の開発に85万5000ドル(約8720万円)を寄付しており、現在ハーバード大学、イリノイ大学、ピッツバーグ大学らがプロジェクトの実現に向けて取り組んでいるという。
デジタル通貨
デジタル通貨といえば、今年2月にビットコインが世間を騒がせたが、CitiのSteven Englander氏は、そのポテンシャルについて言及。
「ビットコインで利益を得ているビットコイン支持者は、資産としての同通貨の役割を強く主張するが、その取り引きの技術は包括的且つ効率的で、米ドルから米ドル、もしくは米ドルからユーロへの変換を円滑するために中間通貨を用いるよりもよっぽど簡単だ」と語っている。
なおBitcoin Pulseによれば、2014年4月の時点で、ビットコインを受け入れているマーチャントは2万9000件とのことだ。
電気自動車
CitiのアナリストItay Michaeli氏によれば、コンシューマーは今後より低価格で電気自動車を購入できるようになり、バッテリー技術の進歩による残存価格に関する不安もなくなるそう。
将来的には管理者がバッテリーを所有し、利用者に利用料金(電気代)をチャージするというようなガソリンスタンドスタイルの充電スタンドが増え、こういったスタンドでバッテリーの交換などもできるようになるとか。
実際、テスラはGen 3モデルを3万5000ドル(約357万円)という低価格で販売することを計画している。
精密農業
アメリカの農場主の平均年齢は57歳と、農家の高齢化は日本だけが抱える問題ではない。
「このままいけば、世界的な食糧難になることは確実。そのため、農家は精密農業を取り入れて生産性を増すことが重要だ」とCitiは指摘。
精密農業を用いて、産出高マッピングや土壌試料採取・マッピング、ハイパーローカルな気象検出システム、そしてビッグデータといったさまざまなテクノロジーを駆使する必要があるという。
デジタル・マーケティング
今更感はあるが、これからはより一層デジタル・マーケティングの成長がめざましくなるとCitiは見ている。主なアウトカムはより多くのユーザー・データを得られるようになること。
「デジタル・マーケティングにより得たデータにより、コンシューマーはパーソナライズされた経験ができるようになる。それに満足したコンシューマーはさらに個人的なデータへのアクセスを許可する」とCiti。
リアルタイム入札をベースとしたデジタル広告の支出の年平均成長率は、2016年には66%になると予測されている。
ちなみに、2013年版の「Disruptive Innovation」には、3Dプリンティングや電子タバコ、モバイル・ペイメント、動画配信サービスなどが含まれていた。
≪関連記事≫
