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村上虹郎、俳優デビューがカンヌ出品!父・村上淳と親子役

2014年5月12日6時0分  スポーツ報知
  • 新人離れした独特の雰囲気を持つ村上虹郎

 俳優・村上淳(40)と歌手・UA(42)の長男で、第67回カンヌ国際映画祭(14日開幕)のコンペティション部門出品が決まった「2つ目の窓」(河瀬直美監督、7月26日公開)で俳優デビューする村上虹郎(にじろう、17)がこのほど、スポーツ報知のインタビューに答えた。いきなりの主演で、父とは親子役で共演。撮影は驚きと勉強の連続だったが、「これからも俳優を続けたい」と決意を語った。(高柳 哲人)

 確かな演技で、映画を中心に活躍を続ける村上淳。その長男とあれば、“満を持して”の俳優デビューかと思いきや、「ゼロからの決断」だった。

 カナダ留学から一時帰国した昨年6月、河瀬監督と対面し、主演をオファーされた。「監督からは『考えておいて』と言われたんですが、全く実感がなくて。俳優をやるなんて考えたことがなかったので」。

 だが、台本をもらい、友人らと話をする中で「映画の現場というものを見てみたい、俳優をやってみたい」という気持ちが湧いてきた。当時は、父以外は全員が反対。それでも、一度決めた気持ちは変わらなかった。

 「『自分の人生なんだから、オレが決める』と母には何度も伝えました」。周囲に「虹郎が反対を押し切ってそこまで言うのは初めて」と言わせるほどの猛アピールで説得。ついに監督との対面から2か月後、既にカナダには戻っていたが「出世払いで」と母から旅費を借り、一人で物語の舞台であり、オーディションが行われていた奄美大島に向かった。

 ただ、最初に“約束”された主役は白紙に。主演俳優のオーディションは当初、最後の3人に残ったものの、落選。「それでも『とにかく現場にいたい』と話したら、美術部に行かされ、冷蔵庫に色を塗ったりしました。その数日後、監督に『テストだから』と海で泳いで見せたら、『主演だからよろしく』と言われたんです」。その後、10月1日から1か月間、ヒロインの吉永淳(21)と共に撮影に臨んだ。

 映画の“セオリー”が全く分からない中での撮影。その中でも不思議な感覚になったのは父・淳とのシーンという。劇中では現実同様に親子役。両親が離婚し、母方に引き取られたという点も同じだ。

 「界人(役名)と父が久々に会って居酒屋で話すシーンは、途中からアドリブ。監督から『離婚した時の話を聞いてみて』と指示があって、話しかけるんですが、その時の話は初めて聞いたことだった。役ではなく、虹郎に戻されるという感覚はつらかったですね」。それでも、父を俳優の“先輩”として観察し、演技を深めていった。

 そんな作品が、カンヌに出品された。「俳優になるまで、カンヌの存在をよく知らなかった。でも、想像がつかないからこそ、楽しみはありますよね」。上映時には父と共にレッドカーペットを歩く予定だ。

 ▼2つ目の窓 奄美大島に暮らす16歳の界人(虹郎)は満月の夜、海で男の溺死体を発見し、激しく動揺する。その男に見覚えがあったからだ。同級生の杏子(吉永)の母(松田美由紀)は島の人から「ユタ神様」として慕われてきたが、大病で余命わずか。杏子は「神様も死ぬんだね」と行き場のない思いを界人にぶつけ、2人はただ寄り添う。ある日、界人は母(渡辺真起子)に、幼いころに離婚し、今は東京に暮らす父(淳)に会いに行きたい、と告げる。

 ◆村上 虹郎(むらかみ・にじろう)本名同じ。1997年3月17日、東京都生まれ。17歳。父は俳優の村上淳、母は歌手のUA。名前は両親ともに虹が好きなことから。中2までは東京で育ち、中3時に沖縄へ。卒業後、カナダの高校に留学。本作出演のために帰国。日本語、英語を話すバイリンガル。趣味は映画観賞、ギター。特技は水泳、バスケットボール。身長168センチ。血液型A。

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