一見すると普通のセクシーなヒールの高い靴。しかし足裏を返すと足を支える土踏まずの部分がない。そんな不思議なヒールの靴が話題を呼んでいる。
このシューズの名前はモヒート。作ったのは、ロンドンを拠点に活躍する建築家のジュリアン・ヘイクス氏。橋梁の建築設計も行い、数々の受賞歴を持つ彼ならではの理論からこの靴は生まれた。
足跡を見れば、主な力がかかるのは親指とかかと、特にヒールの付近。もしヒールを模した部分にかかとを置くと、土踏まずの部分は空中に浮かぶ懸け橋になる。
今までのハイヒールは足に本来備わっている機能を生かしきれていないと丙クス氏は考えた。
そこから橋を設計するのと同じ発想で、さまざまな力のかかり方を分析。試作品も製品の製造も3Dプリンターを使い、切れ目のないリボンを巻きつけたようなフォルムを実現している。
日本には2013年12月より本格上陸。しなりのある素材で作られていて、歩いてもクッション性があって足裏のアーチの支えがなくても違和感なく歩ける。価格は1足3万9960円とやや高めだが、「印象的なフォルムで話題になり、売り上げも順調に伸びています」(ジュリアン・ヘイクス ジャパン玉木秀樹氏)という。
(文/北本祐子)