世界の中の日本

STAP細胞の証拠とされた落書きに日本を憂う早稲田大学は大学の地位を保てるのか・・・

2014.05.12(月)  伊東 乾

 その100倍以上の予算を投じて進められている、税金で賄われる大切な研究プロジェクトであるはずでした。その数千万円から億円単位の予算をかけて推進されているはずの先端科学研究プロジェクトが、実際には、実験ノートの取り方の基本も身についていない。

 明らかに博士の学位の実力(があれば、そんな生活習慣は誰だって叩き込まれています。この体たらくは学部卒業生以下、高校生だってちゃんとした子はもっとまともに実験するでしょう)未満の羅脈ぶりで、こういう人事自体から、研究組織全体が腐っているとはっきり認識しなくてはなりません。

 いまここで、アルバイトのレジ引き継ぎとか、工事現場の作業完了写真とかの例でお話した内容、いささかでも難しいところがあるでしょうか?

 全く同じ倫理を、研究業務もまた問われています。私自身も大学ではプロジェクトを持っていますので、細かな経理や書類の処理に追われる当事者として、こういうことがきちっとできない人を研究者と呼ぶべきではないと思います。

 最低限の「知の倫理」に達するのに、絶望的な距離のある、稚拙な現実を雄弁に語る「ノート」。また、それを恥じる気もなく「証拠」などと称して出してくる「若手研究者」の代理弁護士、関係者、もろもろ・・・。

 このおかしな若者を擁護する、相当おかしな新興宗教などの情報も目にしました。STAP問題で素っ頓狂な蒙昧に陥っている方が万が一にもおられたら、自分もまたそのレベルに堕落している可能性がある、とはっきり目を覚ましていただくのが何より一番大事だと、ご忠告させていただきたいと思います。

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