脅迫容疑:批判記事の朝日記者に 佐川急便係長を書類送検
毎日新聞 2014年05月12日 11時00分(最終更新 05月12日 11時48分)
勤務先の会社を批判する記事を書かれたことに腹を立て、朝日新聞記者を脅したとして、警視庁築地署は12日、佐川急便高山営業所係長の30代の男=岐阜県高山市=を脅迫容疑で書類送検した。同署によると「プライドを持ってやっている自分の会社に対して、簡単に記事を書いたことが許せなかった」と容疑を認めているという。
送検容疑は昨年11月17日午後7時半ごろ、自宅でタブレット端末を使って朝日新聞ホームページの投稿フォームにアクセスし、社会部の男性記者(42)を名指しして「殺す 3日だけ時間あげる 逃げるならにげてみろ」などと書き込んだとしている。端末のIPアドレスから男が浮上したという。
記事は、佐川急便が「飛脚クール便」の一部を常温で配達していると指摘する内容で、同日付朝刊に男性記者の署名入りで掲載された。【松本惇】