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週刊ビッグコミックスピリッツ『美味しんぼ』に関する抗議について
[2014年5月12日]
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週刊ビッグコミックスピリッツ『美味しんぼ』に関する抗議について
(抗議までの経過)
- 平成26年5月2日に環境省から週刊ビックコミックスピリッツ『美味しんぼ』に関わって本市で処理した東日本大震災により生じた災害廃棄物に関連した内容について本市へ事実確認の問合せがありました。
- 5月8日に株式会社小学館へ問合せを行った結果、掲載される事実が判明したため、原稿提供依頼をし、内容を確認した結果、事実と異なる記載の表現が確認されました。
- 平成26年5月9日付で株式会社小学館宛に、『平成26年5月12日発売予定週刊ビッグコミックスピリッツ掲載の「美味しんぼ」の内容の一部訂正』について申し入れを行いましたが、訂正等の対応をいただけなかったため、平成26年5月12日付で厳重に抗議したものです。
平成26年5月12日付:週刊ビッグコミックスピリッツ『美味しんぼ』に関する抗議文について
平成26年5月12日
株式会社小学館
代表取締役社長 相賀 昌宏 様
大阪府知事 松井 一郎
大阪市長 橋下 徹
週刊ビッグコミックスピリッツ『美味しんぼ』に関する抗議文
平成26年5月9日付で貴社宛に、『平成26年5月12日発売予定週刊ビッグコミックスピリッツ掲載の「美味しんぼ」の内容の一部訂正』について申し入れを行いましたが、訂正等の対応をいただけなかったため、次のとおり厳重に抗議いたします。
東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理において受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が100ベクレル/㎏以下のもので、科学的にも安全に処理できることが確認されているものであり、廃棄物処理法の規制を遵守することにより、適正に処理ができるものです。
大阪府、大阪市といたしましては、東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理について、国からの要請や岩手県からの要請を受け、岩手県宮古地区の災害廃棄物を受入れることとし、平成24年11月29日、30日の試験処理による安全性確認のうえ、平成25年1月23日から9月10日まで本格処理を行い、処理期間中や処理後においても、放射能濃度や空間放射線量率、その他必要な項目について十分な測定を行い、その結果は府市ホームページにおいて公表しておりますが、測定結果は、全て受け入れの前後で変化はなく、大幅に基準値を下回るもので、安全に処理していることを確認しており、災害廃棄物の受入による影響は見受けられませんでした。
また、処理を行った焼却工場の存在する此花区役所、同保健福祉センター、此花区医師会に確認をしましたが、処理中においても、その後においても、作中に表現のある「大阪で受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む多数の住民に眼や呼吸器系の症状が出ている」というような状況はございませんでした。
事実と異なる貴誌「美味しんぼ」記載の表現は、此花区民をはじめ大阪府民の無用な不安を煽るだけでなく、風評被害を招き、ひいては平穏で安寧な市民生活を脅かす恐れのある極めて不適切な表現であり、冒頭述べましたように、大阪府、大阪市として厳重に抗議するとともに、作中表現の具体的な根拠について是非開示されるよう強く求め、場合によっては法的措置を講じる旨、申し添えます。
(参考)
『東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理関連情報』
URL:http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000163892.html
『岩手県の災害廃棄物の受入れについて(処理は終了しました)』
URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/shigenjunkan/haikibutukouikishori/index.html平成26年5月12日付:週刊ビッグコミックスピリッツ『美味しんぼ』に関する抗議文
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平成26年5月9日付:平成26年5月12日発売予定週刊ビッグコミックスピリッツ掲載の『美味しんぼ』の内容の一部訂正について(申し入れ)
平成26年5月9日
株式会社小学館
ビッグコミックスピリッツ編集長
村 山 広 様
大阪府環境農林水産部長 石川 晴久
大阪市環境局長 山 本 仁
平成26年5月12日発売予定週刊ビッグコミックスピリッツ掲載の「美味しんぼ」の内容の一部訂正について(申し入れ)
昨日、大阪市からの要請に応じ御送付頂きました標題週刊誌掲載予定の「美味しんぼ」については、その作中に、登場人物が「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています。」、「鼻血や、眼、のどや皮膚などに、不快や症状を訴える人が約800人もあったのです。」とコメントする表現がありますが、この表現は不適切であり、発売までにその内容を削除・訂正するよう強く申し入れます。
大阪府、大阪市におきましては、東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理について、国からの要請や岩手県からの要請を受け岩手県宮古地区の災害廃棄物を受入れることとし、平成24年11月29日、30日の試験処理による安全性確認のうえ、平成25年1月23日から9月10日まで本格処理を行い、処理期間中や処理後においても放射能濃度や空間放射線量率、その他必要な項目について十分な測定を行い、その結果は府市ホームページにおいて公表しておりますが、測定結果は、全て受け入れの前後で変化はなく、大幅に基準値を下回るもので、安全に処理していることを確認しております。
また、大阪市において市内24区における空間放射線量率を、試験処理前の平成24年10月から、広域処理終了後の平成26年3月まで測定してきましたが、これらの結果は、処理期間を通じて特段変化は見受けられなかったことから、災害廃棄物の受入による影響は見受けられませんでした。
なお、処理を行った焼却工場の存在する此花区役所、同保健福祉センター、此花区医師会に確認をしましたが、処理中においても、その後においても、作中に表現のある「大阪で受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む多数の住民に眼や呼吸器系の症状が出ている」というような状況はございませんでした。
訂正を求めている作中のコメントは、ある団体の資料をもとにした可能性がありますが、その調査手法は、インターネットを利用し体調に異変のあった人が個別に書き込む形式であり、もしこの団体の資料をもとにしたものであれば、「焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に調査をした結果、鼻血や、眼、のどや皮膚などに不快な症状を訴える人が約800人もあった」という表現は、誤解を生む極めて不当なものであると考えております。
事実と異なる貴誌「美味しんぼ」記載の表現は、此花区民をはじめ大阪府民の無用な不安を煽るだけでなく、風評被害を招き、ひいては平穏で安寧な市民生活を脅かす恐れのある極めて不適切な表現であり、冒頭述べましたように、発売までに削除・訂正されるよう強く申し入れるものです。
平成26年5月9日付:平成26年5月12日発売予定週刊ビッグコミックスピリッツ掲載の『美味しんぼ』の内容の一部訂正について(申し入れ)
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