10キロ手前から記憶なし05月08日 09時21分
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4月、愛知県一宮市の名神高速道路で、客を乗せていない観光バスが、中央分離帯を突き破って、反対車線を逆走した事故で、居眠り運転をしたとして逮捕された運転手が、現場の手前10キロ辺りからの記憶がないと供述していることが警察への取材で分かりました。
4月20日、愛知県一宮市の名神高速道路で、客を乗せていない観光バスが中央分離帯を突き破って、反対車線を100メートル余り逆走し、車9台が巻き込まれて、計11人が軽いけがをしました。
バスを運転していた、大阪・能勢町の「エヌ・イー・ケイ交通」の元社長、中村利貞容疑者(63)が、居眠り運転をしていたとして自動車運転過失傷害の疑いで逮捕されました。警察によりますと、中村元社長は調べに対して、現場の手前、約10キロの「小牧インターチェンジの辺りから記憶が無い」と供述していることが分かりました。
このバスは、事故の約2時間前に長野県の中央自動車道で、蛇行運転をしているのが見つかり、警察が、パーキングエリアに誘導して十分休憩を取るよう注意したということです。
警察は、無理な運転が事故につながった疑いがあるとみて、8日、元社長を現場に立ち会わせて、詳しい状況について調べることにしています。