村山常雄氏が死去 元シベリア抑留者

　元シベリア抑留者で、シベリア抑留者支援・記録センター世話人の村山常雄（むらやま・つねお）氏が１１日午前１０時４３分、細菌性肺炎のためさいたま市中央区の病院で死去した。８８歳。新潟県出身。葬儀・告別式は親族のみで行う。後日、しのぶ会を開く予定。

　元シベリア抑留者で、１９４９年に帰国。９６年から抑留中に死亡した人の名簿を作成、２００５年にホームページ上で公開した。０６年に吉川英治文化賞を受賞。０７年に約４万６３００人分の名簿を収録した「シベリアに逝きし人々を刻す」を自費出版し、日本自費出版文化賞大賞を受賞した。