専門家が指摘、中国が戦争を仕掛ける可能性が大いに増す、フィリピンがわが漁民を捕まえ日本に倣う構え―中国紙
「オバマ氏の訪問後、アジア情勢はにわかに緊張化した」。ロシアのニュースサイト・RUSNEWSは8日、フィリピンが中国漁民を拘束した事件をこのような見出しで伝えた。報道は、フィリピンが南シナ海の紛争海域で中国漁船を拘束するという行動に出た背景には、米国との軍事協定があると指摘している。
今回は、フィリピンが米国と新たに軍事協定を締結してから初めての中国との衝突になる。オバマ大統領はフィリピンを訪問した際、中国との衝突が発生しても盟友を支持すると表明。米国という後ろ盾が出来たことで、中国のある学者は、フィリピンは2010年に日本が中国漁船を拿捕したことを倣いたがると指摘。また、専門家は、今回の中国とフィリピンの衝突は以前より危険度を増しており、中国もフィリピンに対してさらなる強硬姿勢に出ることが予想されると指摘。米国の干渉により、中国と隣国との間で戦争が勃発する可能性が大いに増しているとの見方を示している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)