フィリピン南部ミンダナオ島マリタ町の浜辺で1日、現地在住の日本人男性(57)が殺害されているのが見つかった。地元警察は4日までに、フィリピン人の妻(30)と妻のおい(24)、知人の男(24)の3人を殺人などの容疑で逮捕した。

 警察によると、殺された男性は「イワタ・サダメ」さん。1月31日夜、妻のおいと男は妻に頼まれ、同町内のイワタさん宅でイワタさんの首を刃物で切るなどして殺害し、遺体を浜辺に遺棄したとされる。夫婦間では金銭や交遊関係などを巡るいさかいが絶えなかったといい、警察が詳しい原因を調べている。(バンコク=佐々木学)