兵庫の山火事鎮火せず 通行止めは解除

5月12日 2時19分

１１日午後、兵庫県赤穂市の山林で火災が発生し、これまでに５０ヘクタール以上が焼け、消火活動が続けられています。
この火事の影響で、近くの住民が自主的に避難しているほか、山陽自動車道と播磨自動車道の一部の区間がおよそ７時間半にわたって一時、通行止めになりました。

１１日午後３時半すぎ、兵庫県赤穂市木津で山林が燃えていると、近くに住む人から消防に通報がありました。
消防車およそ３０台が出て消火活動に当たっていますが、消防によりますと、これまでに山林５０ヘクタール以上が焼けたということです。
いまのところ、けが人や建物の被害はありませんが、火は北の方角に燃え広がり、鎮火のめどはたっていないということです。
警察などによりますと、現場近くの住民１１人が、赤穂市に隣接する兵庫県上郡町の福祉施設に自主的に避難しているということです。
この火事の影響で、近くを通る山陽自動車道の龍野西インターチェンジと赤穂インターチェンジの間の上下線と、播磨自動車道の播磨ジャンクションと播磨新宮インターチェンジの間の上下線が、およそ７時間半にわたって一時、通行止めになりました。
赤穂市では空気が乾いた状態が続き、神戸地方気象台は今月６日から乾燥注意報を出して火の取り扱いなどに注意を呼びかけています。