民主党は11日、党勢回復に向けて若者らの支持を獲得するため、政治塾「民主党大学」のプレイベントを都内のホテルで開いた。9月まで計5回開催する予定。来年春の統一地方選挙を視野に、新たな候補者の発掘などに期待する向きもある。
この日は、地方議員約80人と20~30歳代が中心の若者ら約230人が参加。細野豪志前幹事長や教育評論家の尾木直樹氏らが「若者論」をテーマにパネル討論などを実施した。今後、社会保障問題や若者の投票行動などについても取り上げる予定。
海江田万里代表はあいさつで「民主党は次の世代のことを考えている政党だと理解してほしい。若い人に人気がないのは残念だ」と述べ、若年層に支持を呼びかけた。
12日は都内で「地方自治体議員フォーラム総会・全国研修会」を開催。民主党の支持回復が進まない現状について、地方から不満が高まっており、執行部に直接、意見を伝えるのが狙い。
尾木直樹、細野豪志、海江田万里、民主党