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事件
塾が合格者水増し、発泡酒を「ビール」… “偽装”続々明らかに
2014.5.11 09:00
合格者数を水増しした学習塾、発泡酒をビールと表示した飲食店-。消費者庁が公開した文書では、値引き偽装以外にも、景品表示法違反の恐れがあるとして業者が指導を受けたケースが数多く明らかになった。
開示文書によると、小学生向けの学習塾を経営する業者が、他の業者の合格者数を加えて中学入試の「合格実績」と広告で表示するなどした水増しが3件あった。別の2件では、資格試験合格率や合格者数が地域内で1位だったなどと虚偽の表示をしていた。
実際の商品やサービスよりも優れていると見せかける表示は、景表法が「優良誤認」として禁止している。指導を受けた時期は平成24年11月~25年11月で、消費者庁はいずれも詳細を公表していない。
ほかにも分譲マンション販売のチラシに最寄り駅までの所要時間を実際より短く掲載した不動産業者や、飲み放題にビールが含まれると宣伝しながら発泡酒だった飲食店などがあった。
同法が禁じる「原産国の不当表示」の恐れがあるとして、消費者庁が業者を指導したケースも22件あった。服飾品が多く、うち14件は中国製を別の国の製造と偽装していた。
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