編集委員・氏岡真弓
2014年5月11日19時39分
南海トラフ巨大地震で津波被害が予想される神奈川から高知までの7県で、海岸から1キロ以内など津波のリスクが高い小中学校50校のうち47校(94%)が、自治体の指定する住民の指定避難場所になっていたことが、日本教育学会の研究者グループの調査でわかった。屋上が、実際に上がれないなどで避難に使えない学校が50校中18校(36%)あった。
調査したのは、東北福祉大の数見隆生教授(学校保健学)ら。神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山、徳島、高知の7県を取り出し、小中学校のうち、東日本大震災の浸水域を参考に、海岸線や河川から4キロ圏内の1436校に昨年2月、調査票を郵送。翌月までに815校(小520校、中295校)から回答を得た(回答率57%)。
研究グループはこのうち、①海岸から1キロ以内②標高5メートル以下③近くに避難できる高台などがない④ハザードマップで津波浸水想定区域に入っている――の4条件に当てはまる津波の「高リスク校」50校を分析した。
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