棒ラーメンで知られるマルタイ(福岡市)は9日、2014年3月期の純損益が5億7900万円の赤字(前期は5400万円の黒字)になったと発表した。価格競争に巻き込まれたカップ麺が振るわず、1947年の創業以来最大の赤字に転落した。

 先月15日に業績予想の下方修正を発表すると、長年の棒ラーメンファンがネット上で「応援買い」を呼びかけ、通信販売がいつもの20倍に急増した。だが、応援熱は1週間ほどで下火になり、月末には普段の水準に戻ってしまったという。

 「多くのお客様に愛されていると痛感した。これからもご支援いただきたい」と原田浩社長。福岡市の新工場の減価償却費の負担などから、15年3月期の純損益も2億7千万円の赤字を見込む。この先は価格競争から距離を置き、棒ラーメンなど定番商品の売り込みに力を入れるという。(土屋亮)

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