旅客機と無人機がニアミス、米航空当局が発表
2014年05月10日 19:01 発信地:ワシントンD.C./米国
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米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われた周辺地域の無人機の愛好…
×米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われた周辺地域の無人機の愛好家らが行った集会、「DCエリア・ドローンユーザー・グループ(DC Area Drone User Group)」の参加者が操縦する無人機(2014年2月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/Robert MacPherson
【5月10日 AFP】米連邦航空局(Federal Aviation Administration、FAA)は9日、フロリダ(Florida)州の空港近くで今年3月22日、旅客機が危うく無人機と衝突しそうになるニアミスが発生していたことを明らかにした。
事故を起こしそうになったのは、USエアウェイズ(US Airways)が所有する座席数50のCRJ200型機。ノースカロライナ(North Carolina) 州シャーロット(Charlotte)の空港を離陸し、目的地のフロリダ州タラハシー(Tallahassee)の空港まであと約8キロにまで近付いたところだった。
無人機は固定翼機で、高度700メートルを飛行。空港周辺で模型飛行機を飛ばす場合には、空港に通知しなければならないとする法律に違反していた。しかし、この事故に関するFAAの調査では、無人機とその操縦者は特定できなかったという。
FAA無人航空機システム(UAS)調整事務所のジム・ウィリアムズ(Jim Williams)氏が8日にサンフランシスコ(San Francisco)で行った講演でニアミスの事実を初めて明らかにしていた。ウィリアムズ氏によると、この無人機は「ファントムの愛称で知られるF4戦闘機に似た遠隔操縦の小型機」だった。
同氏は、「旅客機の操縦士は、非常に近距離にまで接近したため、間違いなく衝突したと思ったと話している」と述べ、 「小型UASが旅客機のエンジンに吸い込まれる危険性は、非常に現実的なものになっている」と指摘した。
事業や研究の目的で個人的に利用される無人機が増加する中、当局は管理体制の強化を目指している。(c)AFP