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政治
【高木桂一の『ここだけ』の話】死因は鳥インフル? 北から漂着5遺体の「謎」
今回、佐渡に漂着した5人の遺体はその後、新潟県警に「身元不明死体」として処理されたようだが、過去のケースと比べて「特異な事案」といえそうだ。
ささやくのは、事情を知る政府関係者だ。
「公表されていない事実だが、5人の遺体の腐乱状況はバラバラで一部に白骨化したものあり、それぞれの死亡推定日はかなりのずれがあった。そもそも1ヶ月以上、白骨化するまで漂流するわけがないし、佐渡の漂流場所も普通漂着するエリアとは明らかに違う」
では、死因は何と考えられるのか…。前出の政府関係者が言葉を継いだ。
「調べによると、5人は鳥インフルエンザにかかっていたとみられ、北朝鮮の人間が謎の伝染病を村から追い出そうと、死者と罹患者を船で流した可能性がある。遺体の1人は全裸状態だったというから、死亡してから船に乗せられたのだろう。船にあった漁具は偽装の可能性があり、漁船の遭難ではない。新潟県警も、マスコミの注目が少ないからから必要以上の広報をしていないだけだ」
今月1日にも、佐渡島周辺に木造船(全長10メートル)が漂着し、成人とみられる男性1人の遺体とイカ釣りが発見された。これまた、北朝鮮の漁船と推定されている。
北朝鮮は10~22日の間に「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射すると予告し、世間の耳目はそれらに集中している。北に「あわよくば日本に伝染病を…」という目論みがあったかもしれない、謎多き「漂流事件」はかくして闇に消えていく運命にある。(政治部編集委員)
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