2014年5月10日02時06分
覚醒剤を所持していたとして、高知県警は9日、福岡県春日市立大谷小学校の校長、松原郁弘(いくひろ)容疑者(57)=同市大和町5丁目=を覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
高知県警の発表によると、松原容疑者は8日午後、春日市内でポリ袋入りの若干量の覚醒剤を所持した疑いがある。
同県警は7日、高知市内の30代の会社員の男に覚醒剤を郵送したとして、福岡市中央区の無職山田恭司(やすし)容疑者(55)を同法違反(有償譲渡)容疑で逮捕。その捜査の過程で、山田容疑者の知人の松原容疑者が浮上したという。所持していた覚醒剤は山田容疑者から入手したとみられるという。
松原容疑者は9日、春日市内の小学校長を対象に市役所で開かれた人権研修の会議に出席。その最中の午前11時過ぎ、高知県警の捜査員に任意同行された。同県警は大谷小学校や松原容疑者宅も捜索した。
春日市教育委員会によると、松原容疑者は1979年に教員採用され、昨年4月から大谷小校長に着任。勤務態度は真面目で、保護者らから松原容疑者に関する相談が寄せられたことはないという。山本直俊教育長は「教育公務員としての信用を著しく損なうもので、許し難いこと。児童、保護者、市民の皆さまに心からおわび申し上げます」との談話を発表した。
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朝日新聞社会部
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