たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学4月10日放送
【何をやっても治らない体の不調を名医が解消“5つの新事実”SP
(1)肩こり…日常生活のクセで首が傾いていた朝晩(秘)体操でスッキリ
(2)便秘…大腸が2倍に原因は“腸のねじれ”簡単マッサージで出る
(3)ひざ痛…瞬間判別法原因は“太ももの骨”3秒キープで驚き効果
(4)疲れ目…視力が低下原因は○○の回数の差(5)脳腫瘍…奇跡の手術
完全密着!】の詳細情報です。
◎司会:ビートたけし◎アシスタント:喜多ゆかり(ABCアナウンサー)
◎ゲスト:梅宮辰夫、中田喜子、ガダルカナル・タカ、久本雅美、ほんこん、南明奈
■しつこい身体の不調を解消!5つの新事実SP:治療法の新事実
「摘出不可能!脳の巨大がんを取り除く最新手術」
数ある身体の不調の中で最も深刻な病、がん。そのがんの中でも、特に凶悪ながんが
「グリオーマ」、脳にできる悪性の腫瘍、がんです。
通常の脳腫瘍は、主に脳を覆う膜の外側にできるため、手術で取り除く事が
比較的たやすいのですが、グリオーマは膜の内側に発生。脳の内部で際限なく
広がっていきます。
周りの脳を傷つけると後遺症が残るため、取り除けるのはほんの一部。
進行すれば5年生存率は40%を切る(グレード3の場合)、最悪の脳腫瘍の
一つです。
そんな、人類にとって最強の難敵に、果敢に挑んできた1人の医師がいます。
東京女子医科大学病院脳神経外科の丸山隆志先生です。
丸山先生は7年前から脳腫瘍専門の手術チームの一員としてグリオーマ治療に従事。
これまで600件以上の手術を執刀。チーム全体で5年生存率を40%以下から70%にまで
飛躍的にアップさせ、多くの命を救って来ました。
丸山先生が行うのは、「インテリジェント手術による腫瘍摘出」です。
悪性の脳腫瘍から患者を救う「インテリジェント手術」とは一体何なのか?
患者の荒木さん(51歳)の巨大なグリオーマの摘出手術に密着しました。
手術はまず、開頭し、MRIを撮るところから始まります。手術室の中でMRIが
撮影でき、これこそが、インテリジェント手術の最大の武器です。
脳腫瘍は、見た目には正常な脳と区別がつきにくいため、位置の特定にはMRI画像が
欠かせませんが、事前に撮影した画像では、頭蓋骨を開けた時、脳の位置が数ミリ程度
ずれてしまうため、腫瘍と脳の正確な境目がわかりませんでした。そのため摘出できるのは、
腫瘍のごく一部だけ。しかし、インテリジェント手術の場合、開頭した後にMRIを撮る
ことが可能。腫瘍の位置が正確にわかるようになり、そのお陰で、脳との境目ギリギリまで
腫瘍をとることができ、9割以上の摘出が可能となったのです。患者のMRI画像は、
即座にパソコン画面へ。これが丸山先生にとっての道しるべとなります。
MRIを撮ったら、いよいよ腫瘍の摘出に入ります。
手術中、先生は自分の手元と、このような画面を見比べながら作業を行います。
左側に、先程撮影した3方向からのMRI画像が表示されています。
インテリジェント手術のもう一つの武器は、ナビゲーションシステムです。
丸山先生が手にしている電気メスの位置が、MRI画像上に緑の線で表示され、
今、脳のどの部分を切っているかをリアルタイムで知ることができるのです。
MRIも含めたこのナビゲーションシステムこそ、世界に先駆け丸山先生の属する
東京女子医科大学の脳腫瘍チームが開発を進め、脳腫瘍の生存率を飛躍的にアップさせた、
画期的な手術法。さらに、手術中の全ての情報は別室で見守る別の医師にも送られ、
意見交換が可能です。
●腫瘍はどれだけ取り除くことができたのか?
見事目標の90%以上の摘出に成功しました。
こうしてグリオーマとの壮絶な戦いは幕を下ろしました。
手術からおよそ1ヶ月たった4月2日。病院のベッドでリハビリに励む荒木さんの姿が
ありました。明るい笑顔を見せる荒木さん。順調に回復していました。現在は、わずかに
残ったグリオーマを壊滅させるため、放射線による治療を行っています。