今回は慶應系列(女子)の併願パターンについて解説していきます。
今回用いている「基準偏差値」という言葉は「そのパターンを組むために必要な最低限の数値」です。
その偏差値があれば受かるというわけではないので、誤解なきようお願いします。
また今回の数値はサンデーショックによる難化・易化を織り込んでいます。
あと「上手くいったら慶應を受ける」ではなく「絶対に慶應を受ける」を前提にしています。
こちらも重ねてお願いします。

大学附属校受験の過去の記事はこちら


①SFC→中等部
2校を完全に固定するパターンです。
例年ですと1日は立教女学院が主流ですが今年度はサンデーショックなので様相が違います。
1日に早実を持ってくるなら基準偏差値は62です。これぐらいないと全滅する可能性があります。
安全策を採って1日に学習院女子なら基準偏差値は55ですね。サンデーなのでちょっと辛めで。
もっと手堅く日本女子大なら48でも組めますが、この数値だと慶應2連敗は確定ですね・・・。
1日に進学校を持ってくるなら鴎友・洗足・吉祥女子が良いでしょう。こちらも55~6は欲しいですね。
1日不合格なら2日を他校に切り替えるのなら話は全然違いますけど。

②SFC
SFCは絶対に受けるというパターンです。3日の中等部は1日の結果次第でですね。
学習院女子→SFC→学習院女子なら基準偏差値54ですね。
3日の学習院女子のボーダーは上がると思っています。
去年の「御学友ショック」の反動が来るはずですからね。
日本女子大→SFC→日本女子大ならグッと楽になって基準偏差値47ですね。
他の候補として東京なら中大附属・香蘭・成城学園、神奈川なら中大横浜も良いと思います。

③中等部
中等部は絶対に受けるというパターンです。1日の合格発表の都合上、2日のSFCはパスする形です。
早実→青山学院→中等部は一番欲張りなパターンです。基準偏差値は56です。
青学の人気が下がり気味なのに加えてサンデーショックなので56あれば必勝でしょう。
2日をより手堅く行くなら立教女学院。これなら51で行けるでしょう。でも1日も3日も厳しいですが。
中等部がチャレンジに近い子は②で紹介した学校をを1日に受け、2日は青学か立女が良いでしょう。
1つでも取れれば心置きなく中等部を受けられますから。

後、どのパターンにも言えますが午後受験を活用しましょう。
早い段階で行先を確保して、チャレンジを後回しにするのが近年の主流です。
打たれ弱い子が増えてきただけという見方もありますけどね(笑)
ちなみに明大明治は日程がかぶるので候補から外していますが
志望度合いが高ければ受けても良いと思います。でも出来れば2日連続で受けたいですよね・・・。