2014/05/10 Android(アンドロイド)特集記事 Shunta Miyagishima
インストール直後はいわゆる中華フォントになっています。位置情報サービスの「置」や「言語と入力」といったところが特徴的ですよね。これを別のフォントに変更します。
まずは好きな日本語フォントを用意し「windroy_root\system\fonts」に置き、DroidSansJapanese.ttfという名前に変更します。
「windroy_root\system\etc」にあるfallback_fonts.xmlをテキストエディタで開いて編集します。
25行目あたりに以下を書き加えます。
<family> <fileset> <file>DroidSansJapanese.ttf</file> </fileset> </family>
これでWindroyを再起動するとフォントが変わっているはずです。
画面密度(LCD_Density)を変更します。これを変更することで、表示領域内のピクセル数が変わります。
「windroy_root」にある「init.rc」というファイルをテキストエディタで開きます。
101行目あたりにある「# setprop ro.sf.lcd_density 320」の#を削除し、最後の数字を変更することで画面密度が変わります。
数字を小さくすることで密度が高くなり、画面上のアイコンなどが小さくなります。
数字を大きくすることで密度が低くなり、画面上のアイコンなどが大きくなります。
画像では420に設定してみました。ここまで来ると、タブレット表示からスマホ表示に変わりました。
なお、スマホ表示になるとナビゲーションバーが消えてしまうので、戻るなどがマウスで操作できなくなります。ただ、キーボードでもある程度の操作が可能です。
- 戻る…ESC
- ホーム…Home
- 検索…ホーム画面で入力し始めるとそのまま検索できる
- 移動…上下左右キー・Tab
- タップ…(選択中に)リターンキー
デフォルトではフルスクリーン表示になっていますが、環境変数を設定することでウィンドウ表示にすることができます。
スタートメニューから「コンピュータ」を右クリック→「プロパティ」
コントロールパネルのシステム設定から「システムの詳細設定」
システムのプロパティから「環境変数」
ユーザーの環境変数から「新規」
変数名に「WINDROY_RESOLUTION」
変数値にウィンドウのサイズを好きに入力します。「540×960」など。数字の間はアルファベットのxで大丈夫です。
横幅x縦幅になります。横幅が縦幅よりも小さければ縦表示、横のほうが長ければ横表示になります。
ウィンドウ表示できました。
が、どうにも表示が大きすぎですね。これではロックの解除すらできないです…。
前項の画面密度変更を行って調整します。
左はウィンドウサイズ480×854で画面密度を240にした場合。これくらいがスマホらしいですね。
右はウィンドウサイズ480×854で画面密度を120にした場合。タブレット表示に近いでしょうか。
これらの設定を行うことで、だいぶ使いやすくなります。
基本的には開発者の方が自作アプリの確認などのために使うのだと思いますが、人によってはまた別の使い道もあるでしょう。電子書籍をPCの大画面で表示したり、ウェブサイト制作者ならスマホ表示の確認にも使えるかもしれません。
動作自体はPCのの性能に左右されますが、概ね軽快に動きます。マウスでAndroidを操作するのも、なかなか面白いですよ。
・Run Android on Windows — Windroy, Android with Windows kernel
・Vector 新着ソフトレビュー 「Windroy」 – Android用アプリをWindows上で実行できる高速エミュレータ
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