サブカテゴリー

PR:

9・11記念博物館に同時テロ遺骨 「見せ物」と批判も

 米ニューヨーク市当局は10日、中枢同時テロ跡地に建設した国立9・11記念博物館が今月開館するのに合わせ、近くの検視施設で保管していた犠牲者の膨大な遺骨を博物館地下の保管室に移した。

 遺骨の身元特定はあまり進んでおらず、今後もDNA鑑定を中心にした照合作業を継続する。遺族の中には、観光客が集まる博物館の地下での保管について「まるで見せ物のようだ」と批判する声もある。

 移送したのは、中枢同時テロの主要な現場となったニューヨークの世界貿易センタービルで死亡した人たちの遺骨など。米メディアによると、ここでは2753人が亡くなったが、1115人の遺骨の身元特定が終わっていない。

 同じマンハッタン地区内での移送は、警察や消防を含む数台の車両が赤色灯をつけ、ゆっくりと厳かな雰囲気で進んだ。博物館地下での保管に反対する一部の遺族は口元を黒い布のようなものでふさぎ抗議の意を示した。

 博物館は5月21日に一般公開される。地下の保管室は検視当局の管轄に置かれ、遺族は中に入れるが観光客は近寄れない。(共同)

[ 2014年5月11日 06:28 ]

Webtools & Bookmarks

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング

        ※集計期間:

        » 続き

        【楽天】オススメアイテム
        クイックアクセス
        スペシャルコンテンツ