“マニュアル社会”と皮肉るも…一転し「日本に学べ」と言う韓国マスコミ
産経新聞 5月10日(土)17時0分配信
韓国では旅客船沈没の大惨事から3週間が過ぎても、海での犠牲者捜索は続き社会の沈痛ムードはそのままだ。マスコミ的には海運界の官民癒着など安全性軽視・無視の構造的な背景追及が盛んだが、ここにきて安全重視の「日本に学べ」がしきりに語られている。
8日付の中央日報は1面トップで「99・8%が助かった津波教育の奇跡」と題し、岩手県釜石市の小中学校の防災・安全教育を紹介。7日付の東亜日報は日本特集で「阪神大震災後、国家安全システム大手術」とたたえ、沖縄旅行の際にモノレール乗務員の徹底した安全チェックに接した記者の感動体験も伝えている。同じく朝鮮日報は「安全軽視で韓国の労災は日本の3倍」と指摘し、日本企業の安全対策を大きく紹介している。
福島原発事故で「臨機応変、融通の利かないマニュアル(規則)社会の悲劇」と日本を皮肉っていた韓国マスコミが一転し、「マニュアル重視の日本に学べ」と日本を持ち上げている。
反日が目立つといっても韓国では昔から日本は「嫌い」だけど「学ぶべき」相手だった。とくに大きな事故、事件など不幸があると、決まって「日本ではどうだったか?」と日本の経験を参考にしてきた。やはり韓国は日本のお客さま?(黒田勝弘)
最終更新:5月10日(土)17時0分
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