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誤解招く高額表示やめます au、スマホ通信料明細で要望に対応

 KDDI(au)は10日、スマートフォンなどの料金明細書で、高額と見間違うような記載を4月に廃止したことを明らかにした。データ通信料が定額で6千円程度のはずが、100万円を超える額が表示される時もあり、「誤解するので改めてほしい」との利用者の要望を受けて決めた。

 廃止前は高速通信「LTE」対応のスマホやタブレット端末の定額制の契約者に対し、データ量に伴って料金が上がる従量制で計算した料金を記載。同額の割引を明細書に表示していた。

 「通信料が185万円?」。東京都内で働く30代の男性は3月に届いた明細書に目を見張った。定額のはずなのに、通信料が月収を大きく超える185万円余りになっていたからだ。すぐ下に「通信料を全額割引します」とあり、胸をなで下ろした。

 男性は「割引額を大きく見せたいのか、利用の抑制を狙っているのか」と不信感を抱いたという。これに対しKDDI広報部は「どれだけお得なのか利用者に見比べてもらうために、従量課金した場合の通信料を記載していた」と説明する。

 ソフトバンクモバイルもデータ通信料の定額サービスを実施しているが、明細書には変動する通信料と同額割引の表示を続けている。「従量課金した場合の表示を求める顧客の声を重視した」(広報部)という。NTTドコモは定額のみ記載し、実際に利用した通信量を書き添えている。

 専門家からは携帯電話のデータ通信料や通話料について、割引方法や請求書の記載が複雑だとの指摘がある。

[ 2014年5月10日 15:29 ]

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