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3Dプリンター銃 居村容疑者「実弾いつでも作れた」

 3Dプリンターで製造された拳銃が初摘発された事件で、銃刀法違反(所持)の疑いで逮捕された湘南工科大職員の居村佳知容疑者(27)が「実弾を作る技術にも自信があり、作ろうと思えばいつでも作れた」と供述していることが9日、分かった。

 居村容疑者は動画投稿サイトに、自ら製作したとする回転式銃を撃っている動画を掲載。動画には拳銃の引き金を引くと白い煙が上がる様子が映っているが、実際に弾が出ているかどうかは確認できない。県警は今年に入ってこの投稿を把握し、捜査を進めていた。県警によると居村容疑者は「火薬を入手する必要がある」と話しており、実際に実弾を作った形跡はなかったという。

 一方、拳銃は「3Dプリンターがなくても作れる」と供述。実弾の火薬に点火するために必要な撃針が安定するよう、米国のサイトからダウンロードした設計図を改良したと話しているという。

 また押収された拳銃5丁は樹脂製で、そのうち2丁は発射の衝撃に耐えられるよう、ねじや撃針の一部に金属が使われていた。強度を上げる工夫をした可能性が高い。

 県警はこの2丁に殺傷能力があると判断し、自宅で所持した疑いで居村容疑者を逮捕。同日、横浜地検に送検した。

 さらに、短文投稿サイト「ツイッター」には、居村容疑者とみられる人物が「銃を持つことは基本的人権なので、誰もが製作できるように3D印刷拳銃の図面を普及させる」と書き込んでいたことも分かった。

[ 2014年5月10日 05:30 ]

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