校長「そういうふうにお考えということなんですね。なるほど。ごめんなさいね。当然、把握しているとおっしゃっているが、産経新聞さんは、もしかすると、私の想像なんですけど、まったく(参拝は)問題ないという記事を書かれているのかなと類推するんですが。私も当然、新聞は一紙しか読んでいないから。だから類推の上で、もしかしたら、賛成的に書いている新聞もあるかもしれないし、ないかもしれないし、非常にそこは難しい。一般的には、私どもは6紙については、極端にどこが偏向しているとか、どこをっていう形ではなく…」
記者「6紙なんて別に一言も言っていません。議論が分かれている問題で、一方の批判的記事だけを載せて、生徒に問うのは誘導的なものがあるのではないかと聞いているんです」
校長「私は特にはないと思います。そういうことを誘導する意図では出題してはいないと思います。誘導する意図はないし、本人もその意図で新聞をチョイスしていないと言っております。あくまで公費で買った新聞の記事を引用しただけ。たまたま手元に公費で購入したのが毎日新聞であって、その毎日新聞が批判的な記述だったということです」
■再取材に「今は誤解を与えかねない問題だったと思っている」
採点は、どうやって行われたのだろうか。平野校長は「(首相の靖国参拝の)是も非も、是非をいっていないものも、意見の記述量によって採点しており、まったく公平中立に行っているということだった」と説明しており、採点に不備はなかったようだ。