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【小池龍之介の人生相談 あすへのヒント】血を吐くような苦労したのに…大学生活に行き詰まった(20代男性)
2014.5.10 12:00
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【回答】
なるほど…。確かに「血を吐くような苦労」を投資した以上は、納得のいく結果を得たいと思うようになるのは自然なことですよね。
あなたの場合、楽しい日々を犠牲にして頑張った、という投資に見合う成果は、本来行きたかった大学でないと駄目だったのでしょう。それに失敗してしまい、妥協して今の大学に入学したことで、投資の分量より、回収できた利益が少なかったというガッカリ感をもたらしたのでしょうね。
うがった見方をしてみますと、「この大学ではしたい勉強ができない」というのも、「自分はこんな大学にいるはずじゃない」と憤る自尊心のために、後付けで出てきた言い訳かもしれません。
それもこれも、「あんなに努力と苦労を投資したんだから、本当ならもっと良い結果がもらえるはずなのに! 投資分を回収できなきゃ気が済まない」という気持ちに起因していそうです。
株式投資では、投資した株式が値下がりしていくとき、思い切って損額を出す勇気を持って売りに出すことを「損切り」と呼ぶそうです。損を受け入れられず、「そのうち上がるまで待とう」と、回収したがる人は、どんどん値下がりしても手放せず、大損をしてしまうのだ、と。
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